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児童ら宿題の「書」に挑む!井西先生「成長してね」

夏休みの宿題の一つ「書」を学んで書き上げる、小学生を対象にした書道教室が、8月26日、和歌山県橋本市恋野地区公民館=大居満佐子(おおい・みさこ)館長=で開かれた。
橋本市在住の書道家・井西美知子(いにし・みちこ)先生が指導。橋本市立城山小学校の児童ら、市内の小学1年~5年の7人が、手本や硯石(すずりいし)、毛筆、半紙などを持って参加。付き添いのお母さんが見守った。
児童らは半紙に「なみ」「せいかつ」「和食」「信じる道」の文字を、真剣な表情で運筆。井西先生が後ろから児童の手をとり、「筆を45度に入れる」「一呼吸置いて引く」などと分かり易く指導。
書道は初めての小学1年生の児童2人もいたが、最初たどたどしかった「なみ」の平仮名も、半紙20数枚にチャレンジすると、目を見張るほどに上達。児童らはそのうちの「いい出来栄え」と思う3枚に、学年や氏名を書き込み、宿題作品として持ち帰った。
学校側は平成28年度の「JA共催小中学校書道コンクール」や橋本・伊都地方の「競書会」に、これら書作品を出品する予定。
この日の書道教室では、1年生ながら唇を引き締め、難しい「書」に挑みながら、机上を清潔に保つ1年生児童や、一心不乱に「信じる道」と書き続けて、ほとんど疲れを知らない5年生児童など、単に「宿題作り」とは思えない、すがすがしい雰囲気でいっぱい。
大居館長は「みんながんばりやさんで可愛いです」とにこにこ。井西先性は「書には挑む心、投げ出す心、すべて心が書にあらわれます。これからも書を通じて、大きく成長してほしいです」と話していた。
写真(上)は井西先生の指導で「書」に挑む女の子。写真(中)は井西先生やお母さんに見守られながら宿題の書作品をつくる幼い子供たち。写真(下)はお母さんの温かい視界の中で「書」を学ぶ兄弟。


更新日:2016年8月27日 土曜日 00:00

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