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幸村の里「おみやげ館」大盛況♪こんなにどっさり!
NHK大河ドラマ「真田丸」で盛り上がる和歌山県九度山町入郷の道の駅「柿の郷くどやま」脇にある「おみやげ館」(柿の里振興公社・運営)は、先の「真田まつり」をピークに大勢の観光客が訪れ、活況を呈している。
「おみやげ館」(プレハブ平屋建て約60平方メートル)は今年1月オープン。赤地に金色の真田家の家紋・六文銭入り大陣幕を掲げ、「九度山は 真田のこころ 生きる郷」と染め抜いている。
店内には計40数社(団体)が、手作り甲冑(かっちゅう)や食品、お菓子、酒・ビール、アクセサリーなど、真田家をイメージした400品以上を置き、販売している。
5月8日の「真田まつり」で、恒例の武者行列に真田昌幸役の草刈正雄さん、豊臣秀頼役の中川大志さんがオープンカーで参加した当日は、「おみやげ館」は身動きできないほどの満員御礼ぶり。館内は武者行列ならぬ観光客行列で、うれしい悲鳴となった。
陳列したみやげ物は、ほとんど人気を呼んだらしいが、あえて注目を集めた商品を挙げてみるると、例えば「六文銭焼」で、六文銭が浮き彫りされたような「たまごせんべい」(8枚入り=540円)は、20~30歳代に好まれたという。
「手作甲冑(てづくりかっちゅう)紀州九度山真田隊」=梅下修平(うめした・しゅうへい)隊長=が制作した「角(つの)と六文銭・前立て付き兜(かぶと)」(3800円)は、親御さんが買って子どもが被り、「真田のみち」(九度山商店街)を歩く可愛い姿も見られたし、九度山真田紐研究会が作った「真田紐のキーホルダー」(500円)は、「家族や友人知己へのプレゼントに」と、幸村ファンを喜ばせた。
また、「日本サムライ刀傘」(1940円)は、六文銭入り柄(つか)付で、刀を抜く所作をすると傘がぱっと開く仕組み。「伸びる孫の手」(540円)も、六文銭入りの孫の手を引っ張ると、背中を掻くことができるほどに伸びるという代物(しろもの)。いずれも値段は「税込」で、飛ぶように売れている。
一方、両親が九度山出身の橋本市在住のシンガーソングライター・浦部陽介(うらべ・ようすけ)さんが、幸村をテーマに作詞・作曲した新曲・CD「紅のヒーロー」(1200円、税込)も、近く販売する予定という。
この幸村の里には「真田ミュージアム」はじめ、障害者の母と尊崇される口筆画家の「順教尼(じゅんきょうに)の記念館」(旧・萱野家)や、弘法大師の母の菩提寺「慈尊院(じそんいん)」など、人々の心を癒す場所が沢山ある。
幸村ファンや観光客は、「幸村の里に来た限りは、何か思い出の品を買って、自分も、皆も喜ばせたい」と話し、「これほど幸村関連のみやげ物を置いているとは知らなかった」と驚いている。
「おみやげ館」開設期間は平成29年2月28日(火)まで(年中無休)。営業時間は午前9時~午後5時。「おみやげ館」の専用ダイヤル(電話=080・1503・7053)。
写真(上)は「おみやげ館」で好評を博している商品の一部。写真(中)は左手に持つのは「手作り兜」、右手に持つのは「日本サムライ刀傘」=フォトライター・北森久雄さんが協力披露。写真(下)は幸村の雰囲気いっぱいの「おみやげ館」。