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すずめ・瑞ふたり話芸♪21日に門前寄席60回記念
和歌山県橋本市隅田町の社会人落語家・すずめ家すずめさんと、女流落語家・露の瑞(つゆの・みずほ)さんによる「門前寄席・第60回特別記念公演ふたり会」が、2月21日(日)、同市隅田町の隅田地区公民館(すみだホール)で開かれる。卓越した社会人落語家・すずめ家すずめさんは、「すずめと瑞が精一杯、落語各2席をつとめさせて頂きますので、ぜひ、お越しください」と呼びかけている。
すずめさんは本名・中西健司(なかにし・けんじ)さんで、昭和37年(1962)同市出身。本職は中西商事(木工機械の設備・修理)の専務さん。同61年から社会人落語家として活動を始め、平成19年から「すずめ家ちゅん助」さん門下で修業。橋本市の「門前寄席」「恋し野寄席」「勝一・わらべ寄席」をはじめ、近府県でも定期的な落語会に出演。人々に「笑う幸せ」を贈り続けてきた。
「門前寄席」は木戸銭(きどせん)無しの、すずめ家一門の勉強会。同市隅田町の隅田八幡神社・旧門前跡の門前歴史交流館2階で、毎月第4土曜日の午後6時から開催。一門は三味線、太鼓、笛を演奏し、出囃子(でばやし=下座演奏)も披露。すずめさんは毎回、見事な話芸で30人前後の客を楽しませてきた。
今回の『門前寄席 特別記念公演 すずめ家すずめ 露の瑞 ふたり会』は、言わばその本番で、午後1時開場、同2時開演。ゲストの笑福亭鶴光さんの弟子の羽光(うこう)さんと、師匠・すずめ家ちゅん助さんを含めて計6席を演じることになる。
「門前寄席」を支援している大阪の小学校元教諭・伴弘己(ばん・ひろみ)さん=同市清水=は、「すずめさんは素敵な落語家。例えば客席で携帯電話が鳴っても、自分にかかってきたように装い、〝おおそうかい、わかったよ〟という風に、ぱっと話芸に切り替え、皆さんを爆笑させる。すごい人物ですよ」と絶賛する。
和歌山県伊都振興局で記者会見に臨んだすずめ家すずめさんは、「仕事と落語会の日程を調整しながら、車の中でも話芸練習、終日しゃべっています」と説明。「今回はぜひ来てほしいし、今後も敬老会や地域の集まりにすずめ家一門を呼んでほしいです」と愛くるしい笑顔を輝かせていた。
『門前寄席 特別記念公演 すずめ家すずめ 露の瑞 ふたり会』の料金は800円(自由席)。問い合わせはすずめ家すずめさん(電話=090・3825・7188)。
写真(上、下)はすずめ家すずめさん。写真(中)は露の瑞さん=チラシより。