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あぁ雪の森…子供ら体験♪~橋本ひだまりの郷
和歌山県九度山町の社会福祉法人・顕陽会「九度山保育所」=浦由子(うら・よりこ)所長=の5歳児8人は、橋本市北馬場の通称〝ひだまりの郷〟にある郷土の森「学習・体験棟」で、五感を養う森林体験をした。この日は雪が降り、子供たちは雪化粧した〝郷土の森〟で〝雪だるま作り〟や〝押せ押せ遊び〟などを楽しんだ。
郷土の森「学習・体験棟」は、子供たちが自然との共生を学ぶ拠点で、自然ボランティア「橋本ひだまり倶楽部」=石井敏明(いしい・としあき)会長=が企画・運営している。
九度山保育所は緑の募金を活用する「森のようちえん」事業に参加。初めて同学習・体験棟を訪れ、自然学習に精通する同倶楽部事務局担当の小杉美恵子(こすぎ・みえこ)さんから自然について学んだ。
ストーブで暖めた学習・体験棟で、紙芝居風の絵本「おおきなかぶ」を観覧したり、雨の日でも森の中で遊ぶ「森のようちえん」のお話を聞いたり。クマのペンダント作りにも挑戦した。そのうち表は、たちまち雪が降り積もる。
小杉さんや先生たちの指導で、表へ飛び出した子供たちは、雪を手で丸めて雪だるまを作る。みんな背中を合わせて〝押せ押せごんぼ遊び〟をする。写真撮影する先生に向って、子供たちは可愛くポーズをとるなど、大はしゃぎだった。
この後、森の中を散策したり、ノコギリで立木を伐ったり。昼食時間には持参のおにぎりと、同倶楽部の人たちが雪の中、釜で炊いてくれた豚汁をいただき、普段とまるで違う〝森の時間〟に堪能した様子。
浦所長は「きょうは素晴らしい体験ができました」と謝辞を述べ、ピザ窯の上屋作りに働いていた石井会長は「きょうは森の体験と、雪の体験ができました。きっと立派に成長してくれますよ」と、にっこり笑っていた。
写真(上)は雪の中〝押せ押せ遊び〟を楽しむ九度山保育所の子供たち。写真(中)は雪だるまを作って大喜びの子どもたち。写真(下)は雪が降る中、写真撮影する先生に生き生きポーズをとる子供たち。