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〝踊るお坊さん〟曼荼羅の世界へ♪襖絵奉納・日本画展

和歌山県高野町の世界遺産・高野山準別格本山「恵光院(えこういん)」=近藤大玄(こんどう・だいげん)住職=で、10月30日(金)~11月3日(火・祝)=同1日を除く=の間、高野山開創1200年記念・恵光院襖絵(ふすまえ)奉納記念の「定家亜由子(さだいえ・あゆこ)日本画展&DIVE to 高野山!!!」が開かれる。今回の企画・綜合演出者で〝踊るお坊さん〟として名高い滝山隆心(たきやま・りゅうしん)さんは「ぜひ高野山に来られて、曼荼羅(まんだら)の世界を楽しんでください」と呼びかけている。
「定家亜由子 日本画展」は、11月1日を除く10月30日~11月1日の午前11時~午後5時に開催。恵光院の大広間に奉納した7枚の襖絵を披露する。午後2時から30分間、定家さんの「ギャラリートーク」や近藤住職との対談がある。入場無料。さらに午後6時30分~同8時、恵光院の近藤説秀(こんどう・せっしゅう)副住職・定家さんと巡る「奥の院ナイトツアー」がある。参加料1500円。雨天中止。
「DIVE to 高野山!!!」は10月30・31日、11月2・3日の午後2時45分~同3時15分、恵光院・阿字観道場で開催。AWAYA=福島正知(ふくしま・まさとも)さん、奥野裕美子(おくの・ゆみこ)さん=の奏でる音楽空間の中で、滝山さんが素敵なストリートダンス・コンテンポラリーダンスを披露する。鑑賞料は1000円。
滝山さんは東京学芸大学(教育学部)、さらに京都造形芸術大学(舞台芸術コース)を卒業。2007年に高野山で得度。現在、高野山真言宗総本山・金剛峯寺教学部の僧侶。ダンスや音楽、テクノロジーで「高野山の魅力を感じてもらおう」と活躍中。
滝山さんは「本当の自分に正体はなく、自分とは大地、地球、世界そのものである」と言い、「祈り」とは心の、「ダンス」とは体のエネルギーの現れであり、「心と体を別々にとらえることはもうやめよう」と述べ、「熊野古道や高野山・根本大塔、つまり曼荼羅の世界に入るイメージで踊りたい」と語っている。
問い合わせは恵光院(電話=0736・56・2514)へ。
写真(上)はダンスを披露する滝上さん。写真(中)は絵筆を運ぶ定家さん。写真(下)は「ぜひ高野山へ」とアピールする滝上さん=和歌山県伊都振興局で。


更新日:2015年10月30日 金曜日 00:00

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