ニュース & 話題
森の中で歌や踊り♪橋本最高♪ナチュラルブレイク
すがすがしい秋晴れに恵まれた和歌山県橋本市御幸辻の杉村公園・頂上広場で10月25日、第24回「橋本市ふる里よいとこ探しナチュラルブレイク」が開かれ、大勢の市民が緑豊かな自然とイベント、人々との交流を満喫した。
同実行委員会が主催、橋本市と同市教委、紀見地区公民館が後援。FMはしもとパーソナリティー・藪下恵子(やぶした・けいこ)さんが司会を担当。開会式で倉田太郎(くらた・たろう)実行委員長が「このナチュラルブレイクは、平成4年から続けてきた豊かな自然と人々の交流の集いです。大いに楽しんでください」と挨拶した。
平木哲朗(ひらき・てつろう)市長は「ここは私たちに大切な、自然豊かな公園なので、来年度から丸尾池を改修して、その後も駐車場やトイレを新設・整備していきたい」と誓い、市議会議長や県議も「挨拶は短く、幸せは長く」と話して、祝福の気持ちを端的に述べた。
次に、10歳を祝う「2分の1の成人式~ぼくもわたしも地域の一員」を開催。小林俊治(こばやし・しゅんじ)教育長は、芝生に集まった境原、紀見、城山の3小学校の4年生児童に、「10歳で何が出来るようになりましたか」と質問すると、児童らは「歩くこと」「算数」「ムリムリ」などと笑いだす。小林教育長は語りかけるように、「20歳の成人式には、必ず挨拶と掃除ができるようになってね」と諭すと、児童らは「ハーイ」という風に大きく頷いていた。
この後、辻脇昌義(つじわき・まさよし)さん作詞作曲の「ハッピーソング」を、辻脇さんのギター伴奏で、地元の保育・幼稚園児ら約30人が熱唱し、橋本市のマスコットキャラクター「はしぼう」も登場して、先輩児童を祝福した。
さらに3小学校の代表児童が、それぞれ「地域の人たちに優しくしてもらっています」と、御礼を述べた後、各自が「自然を大切にし、人々と挨拶を交わし、仲良く交流したい」「空き缶を集めたお金で車椅子を購入したり、EM菌で水をきれいにしたりしています」「地域の人たちから、チームワークの大切さを学んでいます。笑顔の大きな輪をつくりたい」などと抱負を発表。紀見東中学校・生徒会役員が「友達を大切に、平和な心を大切に…」と祝福して締めくくった。
この後、城山小児童が「よさこいソーラン」を踊り、紀見小児童は手話で「ひまわりの約束」を披露、境原小児童と境原和太鼓クラブは和太鼓を演奏して、大きな拍手を浴びていた。
このほか「森の中の音楽会」では、シンガーソングライター・藪下将人(やぶした・まさと)さんや、合唱集団「おとだま」などが出演。松林荘ではお茶席や箏演奏が催された。
また「ビオトープ&植物観察ツアー」「野鳥観察ツアー」「森の工作室」「クイズとスタンプラリー」なども繰り広げられ、会場周辺には、たこ焼き、アユの塩焼き、清涼飲料販売の模擬店も林立。家族連れや仲良しグループなどで大賑わいだった。
写真(上)は辻脇さんのギター伴奏で「ハッピーソング」を歌う子どもたち。写真(中)は手話で「ひまわりの約束」を披露する紀見小児童たち。写真(下)は見事なバチさばきを見せる境原小児童と境原和太鼓クラブの面々。