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さあ伊都・橋本「9条まつり」~叫ぼう戦争STOP
全国で反対世論が巻き起こる中、参議院で安保関連法案が強行可決成立したことを受けて、和歌山県紀北地方の有志でつくる憲法9条を守る伊都・橋本連絡会=下村克彦(しもむら・かつひこ)代表=は、11月1日(日)、橋本市市脇5の3の8の市立橋本中学校体育館で、第7回「伊都・橋本9条まつり」を開く。同連絡会は「ゆるぎない平和のために〝戦争法案〟廃止の声をさらに強く」と参加を呼びかけている。参加無料。
当日は午前11時~下村代表が主催者挨拶。同10分~やっちょん踊り(真田ちゃいるど)、同30分~和太鼓演奏(きのかわ支援学校)、同50分~マジックショー(南出佳伸=みなみで・よしのぶ=さん)、午後0時10分~昼食・休憩、同30分~反戦メッセージ「戦争体験から今を思う」(池永惠司=いけなが・けいじ=さん)、同1時20分~九条コーラス(はしもと9条の会)、同40分~日本民謡(虹葉会=こうようかい)、同2時~吹奏楽(グリーン・ウインド・アンサンブル)、同20分~銭太鼓(新婦人の会)、同40分~レッツ・ダンス(橋本高校新体操バトン部)、同3時~閉会挨拶(富岡嬉子=とみおか・よしこ=さん)。
会場には紀北工業高校ものづくり研究部が制作したLED看板照明作品を出品。和教組伊都支部が日本国憲法・前文を掲示する。
また、ホットコーヒー、たこ焼き、綿菓子、柿の葉寿司、竹虎の饅頭(まんじゅう)、おでん、おにぎりの模擬店、さらに書籍市、バザーもある。
今回の安保関連法案(11法案)に関しては、可決成立前の9月上旬、橋本市教育文化会館で、「集団的自衛権の行使を含む安全保障法案に反対する市民集会(戦争法案に反対する橋本連絡会主催)を開催。約150人が参加、市民6人が戦争体験を発表した後、プラカードを掲げ、JR・南海橋本駅前までの約1キロをデモ行進、反戦平和を訴えた。
和歌山市では「憲法違反の『安保法制』に反対する7・12和歌山大集会&パレード」が行われ、その参加者2500人のうちの一員となったかつらぎ町の上野昭(うえの・あき)さんは、「九条の会・かつらぎ」会報の中で、「橋本市在住の丹生邦子(にゅう・くにこ)さんが、『安保法案反対』『憲法守れ』『国民の声を聞け』などと発言、大拍手を浴びた」ことなどを紹介している。
同連絡会事務局の植西祥司(うえにし・よしじ)さんは「残念ながら安保関連法案は強行採決で可決成立しましたが、今後、廃止を願う方々も、いまだに理解に苦しむ方々も、一堂に会して、共にイベントを楽しみながら、改めて反戦平和を考えましょう」と訴えている。
憲法9条を守る伊都・橋本連絡会(電話=0736・32・0372)。
写真はいずれも平成26年の第6回「伊都・橋本9条まつり」の風景。写真上は「憲法九条五月晴れ」などを合唱する「はしもと九条の会」メンバーら。写真中は開会挨拶で憲法九条の大切さを訴える「九条の会・かつらぎ」代表の藤井幹雄(ふじい・みきお)弁護士。写真(下)はやっちょん踊りを披露する九度山真田ちゃいるどの皆さん。