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ウインズ平阪さん♪郷土で歌う~紫陽花の里大賑わい

奈良時代の女性ヒロイン〝中将姫伝説〟で名高い、和歌山県橋本市恋野の「恋し野 あじさい園」で、6月21日、「あじさいまつり」(同実行委員会主催)が開かれた。郷土出身のウインズ平阪さんの「トーク&プチライブ」があり、紫陽花(あじさい)満開の丘陵地は、橋本・伊都地方や近府県から訪れた大勢の観光客でにぎわった。
午前は土砂降りの雨に見舞われたが、午後はからりと晴れあがり、紫陽花は適度の水分を含んで最高のアジサイ日和。先ず、紀州紀の川太鼓のメンバー約30人が、和太鼓を演奏。迫力一杯のバチさばきを披露し、紫陽花の影の大勢の観光客から拍手が起きる。
次に、ウインズ平阪さんが、夏のシンプルな軽装で、颯爽と特設ステージに登場。自ら作詞作曲した紀の国わかやま国体のテーマソング「明日へと」を披露して、開催まで100日を切った国体ムードを盛り上げるとともに、郷土を思う「橋本愛賛歌」「高野口SAMBA」や、家族を思う「もう何も言わないで」「ぬくもりとやすらぎ」など計約10曲を、ギター弾き語りなどで歌い上げた。
終盤、人気の「情熱をなくさないで」(上新電機CMソング)を、「コッ、コッ、コッ、恋野、アッ、アッ、アジサイまつり♪…」と、即興で替え歌「恋野アジサイまつり」にして、全員で合唱すると、心は次第に一つになり、「高野口SAMBA」「全力投球」を歌う頃には、アジサイ気分も最高潮に達した。
ウインズは1986年、『一発逆転』の名で「キンキのおまけ」を歌いメジャーデビュー。和歌山を拠点に活動してきたが、来年5月で休止するという。平阪さんが「グループメンバーが成長しているので、その活躍に期待したい」と話すと、会場から「やめないで」「橋本伊都のためにも」という声が上がっていた。
近くの仮設店舗では、地元の人たちが、中将姫の名前入りの米や酒をはじめ、餅、野菜、ソフトクリームなどを販売。丘陵地や本田池のほとりは青、白、紫などの約5000本の紫陽花が見頃となり、家族連れや若いカップルらが、瑞々しくも色鮮やかな紫陽花に見入っていた。
一方、6月28日(日)には、近くの恋野地区公民館で「恋し野寄席」を開催。午後1時半開場、同2時に開演する。テレビでおなじみの桂雀々さんや桂優々さん、すずめ家すずめさんが話芸を披露する。この寄席を企画した隅田町の割烹「勝一(かついち)」の中西修(なかにし・おさむ)さんは、「今年も紫陽花とウインズ平阪さんの歌で、心洗われました。次の日曜日は、落語で笑顔になってね」とPRしている。
入場料(運営協力金)は前売券2000円、当日券2500円。チケット販売は恋野地区公民館や、世話人・前田さん(電話090・1678・4734)、割烹「勝一」(電話0736・32・8717)。
写真(上、下)は紫陽花の里でファンに「トーク&プチLIVE」を披露するウインズ平阪さん。写真(中)は大勢の観光客で賑わった「恋し野 あじさい園」。


更新日:2015年6月22日 月曜日 00:00

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