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「高野の花たち」(15)大塔・相輪形のクリンソウ

クリンソウ(九輪草)はサクラソウ科サクラソウ属の多年草。花言葉は幸福を重ねる、もの思い。サクラソウの仲間には、野の花とは思えないほど美しいものが多くありますが、クリンソウもその一つ。
花色は紅紫色で、山野の湿地に見られます。葉は大型の楕円形で、ふちは浅く切り込んでいます。花茎は50センチ以上も伸び、茎をとりまくように、輪になってつく花が数段重なり、お寺の五重の塔、高野山では根本大塔の相輪(そうりん)のように、9つの輪の飾り〝九輪〟に似ていることから、この花の名前になりました。
新緑のころ、清らかな背景に咲くクリンソウは、一層あでやかで、いろんな角度から、写真を撮りたくなる心情にかられます。(TA記)


更新日:2015年5月30日 土曜日 20:24

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