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第1回「魚の会 墨彩画展」~森魚嵐さんの弟子たち

和歌山県橋本市の画家・森魚嵐(もり・ぎょらん)さんの弟子17人の作品を集めた第1回「魚(とと)の会 墨彩画展」が、5月23日、同市東家の橋本市教育文化会館4階で始まった。森さんは「プロの目で選んだ、皆さんの秀作を展示しています」と、多くの方々の来場を呼び掛けている。24日(日)まで。入場無料。
森さんに師事する「彩の会」の14人と、「文絵の会」の3人=いずれも女性=は、毎月1回、橋本地区公民館で、墨彩画を勉強している。
今回、森さんが作品4点、弟子17人が計34点を出展した。弟子たちは森さんの〝お手本作品〟を教材にした作品と、それぞれ〝自由題〟で思い思いに描いた作品の、各自2点ずつを出品した。
例えば、田宮洋子(たみや・ようこ)さんの場合は、普段から自宅庭で沢山の紫陽花を栽培し、開花シーズンには、多くの友人知人に観賞してもらっているが、この展覧会の自由題でも「雨に咲く紫陽花」を描いて、これが師匠・森さんの目に叶って展示された。隣には「赤カブ」を手本にした作品が飾られている。
一方、森さんの絵は「愛」をテーマにした「母子ザル」「雀と胡瓜(きゅうり)」「雀と桜」の3点組を出展。いずれも精緻で、個性的表現の中に、サルや雀たちの、お互いの愛情が交錯している光景。このほか弟子たちの墨彩画作品、さらに絵手紙約90枚が掲げられている。
田宮さんは「年賀状はもちろん、喪中葉書きにしても、友達には絵手紙で出したいと思い、素敵な絵を描かれる森先生に師事しています。墨彩画を学んで5年ですが、ぜひ、私たちの作品をご覧ください」と呼びかける。
森さんは「私は皆さんの作品を、ダメだと言ったことは、一度もありませんし、あくまでも墨彩画を楽しみ、楽しく交流することを第一にしています」と説明。ただ、「皆さんの作品が、いかに私の作品に近づいてくれたか、それは売れる作品か否か、それを基準に指導、厳選し、展示しています」と話していた。
24日(日)の展示時間は午前9時~午後4時。出展者は松本純子さん、田宮洋子さん、辻上嬉代美さん、坂上記子さん、小西ヒデ子さん、森下和代さん、堀三重子さん、山根木恭子さん、森民子さん、斎藤智子さん、辻本弘子さん、岩下多恵子さん、大和田尚子さん、難波冨美子さん、高野加代子さん、村嶋蓉子さん、北脇久美さん。
森魚嵐さんの墨彩画教室(毎月第2木曜日の午後1~3時)の学習希望者は、60歳以上なら男女誰でもOK。半年会費は6000円。問い合わせは、橋本地区公民館(電話0736・34・2750)。
写真(上)は素晴らしい墨彩画の数々。写真(中)は森魚嵐さんの墨彩画「母子ザル」「雀と胡瓜」「雀と桜」。写真(下)は絵手紙など素晴らしい展示会場。


更新日:2015年5月24日 日曜日 00:00

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