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紫陽花、色鮮やか300鉢〜田宮さん方へ来客続々

〝紫陽花の鉢植えが美しい庭〟として知られる和歌山県橋本市の元出納室長・田宮洋子さん(70)=同市御幸辻770の138=方の庭で、6月26日、今年も計約300鉢の多種多様な紫陽花(あじさい)が満開になり、大勢の友人知人が観賞に訪れている。
田宮さんは約10年前、友人からもらった紫陽花の鉢植えを当時、住んでいた御幸辻の自宅庭で栽培した。丹精込めて育てたところ、雨季には見事に開花して、その美しさに魅了され、紫陽花を栽培するようになった。
平成20年(2008)には、近くに和風建築の自宅(木造平屋瓦葺き)を新築・移転し、紫陽花の栽培はさらに活発化。今では家の玄関の両脇から庭に至るまで、紫陽花のオンパレードとなっている。
とくに今年は、ピンク色のこぶし大の鞠(まり)状に咲いた「ギャラクシー」や、ピンク色の額と紫色の花の「おはよう」、白にピンクの筋入りの額の「アラモード」など、新しい5種類を栽培、ちょうど見頃を迎えている。このほか、パリジェンヌやダンスパーティー、アリラン、ハーモニーなどが梅雨の雨に打たれ、鮮やかな彩りを見せている。
すでに田宮さん方には、絵手紙、カラオケ、体操仲間、市役所OBなど、すでに約150人の友人知人が訪問。一鉢一鉢ていねいに観賞した後、座敷で〝紫陽花&趣味の話題〟に花を咲かせ、最後に「これいただくわね」と、多い人は3鉢以上をにこにこ顔で持ち帰る。さらには「ちょっと見せて」と、門内に入れてもらう〝一元さん〟もいて、楽しい雰囲気でいっぱい。明日以降の〝予約客〟も相次いでいる。
田宮さんは、夫の洋吾さん(75)が、やさしく笑うそばで、「今年の初夏は、空梅雨だったので、水やりが大変でした。でも、やっと梅雨らしくなったので、紫陽花も喜んでいます」とにっこり。「数日前には80代の方たちが見に来てくれて、難しいカタカナの紫陽花の〝名前を何としても覚えるんや〟と言いながら帰られました。うちの紫陽花の見頃は7月上旬まで続きそう」と明るく話した。
写真(上)は美しく咲いた紫陽花と傘を差して愛でる田宮さん。写真(中)は今年初めて栽培した田宮さんが大好きなギャラクシー。写真(下)は玄関わきを飾る色鮮やかな紫陽花。


更新日:2013年6月26日 水曜日 20:50

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