ニュース & 話題
真田幸村・大坂夏の陣!~5月、紀の川で合戦再現
戦国武将・真田幸村ら大坂夏の陣の戦いぶりを彷彿とさせる、日本・フランス合同の「国際ガチ甲冑(かっちゅう)合戦」が、5月24日(日)、和歌山県橋本市向副の紀の川・向副緑地広場をメイン会場に開かれる。合戦の一般参加者も募集し、会場はJR・南海橋本駅に近くて、山河の自然環境もいいことから、大勢が見物・参加、心は戦国時代にタイムスリップしそう。見物は無料で、雨天の場合は、学文路スポーツセンターで行われる。
NPO法人・国際武術文化連盟(日本甲冑合戦之會)主催、橋本市、橋本市教委、橋本市観光協会が後援。
当日は正午~午後0時半「フランス人来日ライブ」、午後0時半~同1時半「国際 武術演武会」、同1時半~同45分「大型書道パフォーマンス」、同1時45分~同2時半「国際ガチ甲冑合戦」が繰り広げられる。
このうち「フランス人歌手来日ライブ」は、南フランスで、40年以上のキャリアを持つ、人気のシャンソン歌手、アラン・ビドーさんが、シニカルな歌詞をコミカルに、愛の歌を朗々と歌い上げる。
「国際 武術演武会」は、門同流兵法の槍術、刀術、柔術や、武田流マトロ派兵法の柔術(フランス)、タイ捨流兵法剣術(熊本県無形文化財)、空手道心照館(橋本市)、短剣道(大阪市銃剣道協会)が披露され、各武術家が迫力満点の演武を見せる。
「大型書道パフォーマンス」は、国際的な書道家で、日本書道技術師認定協会代表理事の宮田天風さんが、長さ約10メートルの紙に向って、一気に文字を書き上げる。
いよいよ本番の「国際ガチ甲冑合戦」は、日本甲冑合戦之會の会員と、フランス人や一般参加者ら約100人が、甲冑武者に扮して登場。「ガチ甲冑合戦方式」で大坂夏の陣、真田軍VS伊達軍の「道明寺合戦」を再現する。この合戦は、時代劇の殺陣(たて)や演武とは全く違って、本気の甲冑合戦であり、陣形を整え、砲撃戦、刀槍、組討ちという流れで、戦国時代の戦闘方法を、忠実に再現することになっている。
この催しは昨年、大阪藤井寺市、大阪柏原市、大阪城西の丸庭園で開催し、非常な喝采を浴びているという。
真田幸村らは「当時の橋本の村人の協力を得て、紀見峠を越え、大坂城に入城した」という一説もあり、日本甲冑合戦之會や橋本市は「会場となる紀の川の河川敷は広大で、合戦再現には最適の環境。橋本は関西空港からのアクセスもいいので、国際的な行事にしたい」とアピールしている。
一般参加者は「武将や足軽となって、後方の守備を行い、軽く槍の先を合わす程度で、ガチな戦いはしない。主催者は安全に配慮するが、事故の責任は負わない」と説明。具足などは無料で貸し出し、もちろん甲冑持参は歓迎としている。
参加希望者は用紙に住所、氏名、年齢、性別、電話番号を明記(資格は中学生以上で、年齢不問、人数制限あり)、4月27日までに橋本駅前の「はしもと広域観光案内所」に届けるか、〒536・0014 大阪市城東区鴫野西2の17の21 NPO法人国際武術文化連盟内 日本甲冑合戦之會へ郵送。問い合わせは、日本甲冑合戦之會=メール:info@koroho.jp 電話06(6962)3889=へ。
写真(上、中)は昨年、大阪府内で開催された「国際ガチ甲冑合戦」の風景。写真(下)は5月24日、「国際ガチ甲冑合戦」の舞台となる紀の川の河川敷「向副緑地」。