ニュース & 話題

新曲CD♪で12年ぶり復活~フラワーヒルズバンド

和歌山県高野町の「ジャズイン高野山」や、中国・杭州公演などで活躍した後、長らく休止中だった「フラワーヒルズバンド」=リーダー・岡本豊(おかもと・ゆたか)さん=は、オリジナル曲10曲を収録したCD「ワンス イン ア ライフ チャンス=一期一会(いちごいちえ)」(1000枚)を制作した。言わば「フラワーヒルズバンド」の12年ぶり〝CD復活〟で、岡本さんは「このCDは、私たちの思い出づくり。歌は1970年代に流行ったポップスで、懐かしい雰囲気がいっぱいです」と言っている。
フラワーヒルズバンドの人気ボーカルは、大寳泰子(おおたから・やすこ)さんで、CDには、有本俊邦(ありもと・としくに)さん作詞・作曲の新曲「エトランゼ」「あの空へ」「彷徨」など9曲と、すでに制作済みの「蛍火」をアレンジして収録した。
いずれも大寳さんが歌い、新曲は岡本さんと増田正盛(ますだ・まさもり)さんがギター、植田隆二(うえだ・たかじ)さんがベースを担当、「蛍火」は有本さんがギター、奥田稔(おくだ・みのる)さんが二胡(にこ)を伴奏している。
CDジャケットは、増田さん撮影の写真で装丁。日傘を差した大寳さんと、ギターを持った岡本さんら3人が、大空とお花畑をバックに、「夢」を見ているような、〝シュール風景〟で飾った。
「フラワーヒルズバンド」は平成10年(1998年)、高野町花坂在住の岡本さんらが、その「花坂」をグループ名にして結成。30代の大寳さんは、メンバーとともに高野山・常喜院(じょうきいん)や大聖院(だいしょういん)境内での「ジャズイン高野山」など、和歌山、大阪、神戸各地のライブハウス、イベントで熱唱。中国・杭州公演でも大喝采を浴びた。
また、オールディーズソングやベンチャーズナンバー計14曲を収めたCDを制作・発売するなど好評を博したが、平成14年1月には、各自の仕事の都合などが重なり活動を休止。大寳さんも喉をいたわる必要があり、母の経営するスナック「ナイス」(橋本市市脇)を後継ぎ。ごくまれに紀北地方のイベントに出演する程度に抑えている。
有本さんは「歌の内容は、女性のしっとりした恋心を綴ったものが多いです。大寳さんと相談しながら、半年がかりで制作しました」と話し、大寳さんも「CDに吹き込んだ後、少し体調を崩したほど、心を込めて歌いました」とにっこり。
岡本さんは「グループサウンズ時代の思い出づくりのCDが出来て、まさに満願成就です。来年は高野山開創1200年記念大法会があり、昔のように、高野山でコンサートが開けたらいいな、と思っています」と語った。
CD(1枚2000円)はスナック「ナイス」(電話=0736・32・4659)に置いている。
写真(上)は制作された「フラワーヒルズバンド」のCDを披露する人気ボーカル大寳さん。写真(中)は10年以上前に「フラワーヒルズバンド」の活動ぶりを報じた大新聞の記事の数々。写真(上)はシュール絵画のようなジャケットに飾られた「フラワーヒルズバンド」のCD。


更新日:2014年12月12日 金曜日 00:30

関連記事

ページの先頭に戻る

  • 標準
  • 大
  • RSS
  • サイトマップ

検索

過去の記事