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ろうそく1万本の炎~家内安全祈る~光三宝荒神
日本三大荒神の一つ、和歌山県橋本市神野々の光三宝荒神(ひかりさんぽうこうじん)「観音寺」=菅原章光(すがはら・しょうこう)住職(75)=で、恒例の「献灯祭」が営まれ、近府県から集まった信者らが、ろうそくに火を灯し、家内安全、健康長寿などを祈った。
光三宝とは、仏(仏さま)、法(仏さまの教え)、僧(仏さまの教えを守る人)のこと、荒神とは火の守護神のことで、光三宝荒神は日本三大荒神の一つとされている。
9月3日夜は、厚い雲に覆われたが、献灯祭の間は小雨も降らず、大勢の信者らが参拝。菅原住職ら僧侶3人が般若心経を唱え、先の広島・大水害の犠牲者の冥福と、まちの復興を祈り、全員、黙祷をささげた。
この後、信者らは、延べ1万本のろうそくと、約200基の灯ろうに火をともし、目を瞑って合掌し、静かに天下泰平と家族、友人知人の幸せを祈っていた。
写真(上)は光三宝荒神の「献灯祭」でろうそくに火をともす女性たち。写真(中)は献灯祭を執り行う菅原住職。写真(下)は灯ろうに火をともす女性たち=写真は阪口繁昭さん撮影。
更新日:2014年9月5日 金曜日 00:14