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児童に〝リズムなぎなた〟演武~九度山・河根小学校
和歌山県九度山町河根の町立河根小学校=福本由紀子(ふくもと・ゆきこ)校長=で、8月24日、「なぎなた見学会」が開かれ、同県なぎなた連盟・青年チームの女性選手たちが〝リズムなぎなた演武〟を披露し、子供たちは、なぎなたの気迫と、静と動の美しさを学んだ。
同校グラウンドで、3年、4年、6年の全校児童9人(うち女子5人)と保護者10人が待つ中、同チームの県教委職員・山本千代(やまもと・ちよ)選手ら6人が、道着・袴(どうぎ・はかま)・襷(たすき)姿で颯爽と登場。
6選手は音楽「剣(つるぎ)の舞」のリズムに乗せて、自由自在に陣形をつくり、長さ2メートル余もある薙刀(なぎなた)を操りながら、気合いもろとも、面打ちや脛(すね)打ちなどの武技を披露。児童たちは、その見事な身のこなし、薙刀さばきに、目を丸くしていた。
なぎなたの和歌山県代表チームは、今年の「第55回都道府県対抗なぎなた大会」演技競技の部で初優勝、試合競技の部で24年ぶり2度目の優勝を果たし、その総合優勝は、同大会史上3度目の快挙。2015紀の国わかやま国体では、九度山町文化スポーツセンターが「なぎなた会場」になる。
そこで、河根小学校では、児童たちに「リズムなぎなた」を覚えてもらい、小学校と河根中学校(生徒12人)の合同運動会の際、その練習成果を発表しようと計画。今回、連盟の協力で「なぎなた見学」が実現した。
山本選手は「なぎなたは、とても奥の深いスポーツですが、子供たちには先ず、なぎなたの魅力を感じ、〝リズムなぎなた〟を覚え、楽しんでもらえたら、うれしいです」と期待。太田敦久(おおた・あつひさ)教頭は「皆さんの迫力ある演武により、運動会に向けて、子供たちのモチベーションも上がると思います」と、謝辞を述べていた。
写真(上、中)は、九度山町立河根小学校グラウンドで繰り広げられた和歌山県なぎなた連盟・青年チームの「リズムなぎなた」演武とそれを見学する同小児童や保護者たち。写真(下)は児童たちに「リズムなぎなた」を披露した同青年チームの皆さん。