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橋本高校・邦楽部♪日本一の快挙~笑顔と心一つで

和歌山県橋本市古佐田の県立橋本高校・邦楽部が、茨城県牛久市で開かれた第38回全国高校総合文化祭・日本音楽部門に和歌山県代表として出場し、見事、第1位の文部科学大臣賞を獲得した。和歌山県代表の邦楽部門第1位は初めて。帰郷後の8月4日、初練習を指導した邦楽部講師の辻本啓子(つじもと・けいこ)先生(64)は「世界に誇れる邦楽で、日本一に輝けて、とてもうれしい。生徒たちは、ぜひ、この感激を将来の人生に生かしてほしい」と語った。

同校邦楽部(女性21人=1年4人、2年11人、3年6人)は、7月31日、茨城県牛久市中央生涯学習センターで開かれた同日本音楽部門に出場して、文字通り筝(こと)で歌うような「絃歌(げんか)」という曲を演奏し、全国から参加した56チーム中、最高位を獲得した。同邦楽部は昨年も同部門に和歌山県代表として初出場し、いきなり優良賞(第5位)を獲得。たった2回目の出場でいわゆる「優勝」という快挙を成し遂げた。この歴史的な成果は、母校のみならず、県内の高校邦楽部や他部の生徒たちからも、大きな喝采を浴びている。

同邦楽部の部長で2年生の富岡聡馨(とみおか・さとか)さん(16)は、「審査の結果発表の際、私たちは優良賞に名前が上がらず、もうだめかと落胆していたところ、最後に橋本高校の名前が第1位として読み上げられ、全員、夢かと驚きました」と述懐。

「私たちは〝音を楽しむ〟をモットーに練習していますので、大会では先ず4人が歌うような気持ちで独奏、あとの17人が、それを支えるように伴奏し、笑顔で弾き終えることができました。後半ややスピードを出し過ぎるなど、技術的に難点もありましたが、演奏後、笑顔になれたこと、心を一つに出来たことが、評価されたのかなと思います」と喜ぶ。

同校邦楽部は、戦前の「橋本高等女学校」時代に発足し、戦前・戦後を通じて、約70年にわたり、邦楽(筝、三味線、尺八)を習ってきた。部員は現在も、ほとんど連日約3時間、猛練習を続けていて、8月31日には、改めて和歌山県大会(高等学校総合文化祭)に出場。今回演奏した「弦歌」と、古典曲「みだれ」の2曲を演奏、3回目の全国大会出場を目指す。

辻本先生は「日本一になることも大切ですが、同時に生徒たちが、卒業後も日本の伝統音楽、伝統楽器を愛し続け、自分の人生に生かすとともに、次世代に邦楽を伝承していってほしい」と、大きな期待を寄せていた。

写真(上、中、下)は辻本啓子先生の指導のもと、猛練習する橋本高校・邦楽部の生徒たち。

更新日:2014年8月5日 火曜日 00:00

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