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きゅうり加持で無病息災~橋本・妙楽寺30人祈る

土用丑(どよううし)の日の7月29日夜、和歌山県橋本市東家3丁目の真言律宗・妙楽寺=岩西彰真(いわにし・しょうしん)住職=で、猛暑の日々を無病息災で過ごす「きゅうり加持(かじ)」の祈祷(きとう)が行われ、善男善女約30人が参加、自分だけでなく、家族や友人知人の健康安泰を祈った。
加持は神仏のご加護・ご利益(りやく)、祈祷は神仏に呪文(じゅもん)を唱えて祈ること。「きゅうり加持」の祈祷は、土用丑の日、きゅうりを人体に見立てて、不動明王に供え、無病息災を念じることをいう。
この夜、善男善女は各自、きゅうりを持参し、紙に自分や家族、友人らの氏名、年齢、病名などを記入。岩上住職が母・康子(やすこ)さんとともに、きゅうりに切り込みを入れ、お札(ふだ)をはさみ、願文を書いた紙をきゅうりに巻きつけて仏前に供え、善男善女は岩西住職の読経に合わせて、無病息災、病気治癒を祈った。
岩西住職は「お大師様の教えに、乾坤経籍箱(けんこんはきょうせきのはこなり)の言葉があます。乾坤は天地、教籍は経典、箱は入れ物です。この大自然の中で、五感を働かせ、元気に猛暑を乗りきりましょう」と語った。
写真(上)は「きゅうり加持」の準備をする岩西住職の母・康子さんと参加の方々。写真(中)は参加者やその家族の無病息災を祈る岩西住職。写真(下)はお供えしたきゅうりの前で無病息災を祈る善男善女たち。


更新日:2014年7月30日 水曜日 00:08

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