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笹ユリ楚々と群生♪高山森林公園♪ハイカー魅了

金剛生駒紀泉(こんごう・いこま・きせん)国定公園の一角、和歌山県橋本市矢倉脇の高山(たかやま)の山腹にある「高山森林公園」で、今、地生えの笹ユリの花が満開になり、訪れるハイカーの心を魅了している。公園整備ボランティアの一人、森脇稔(もりわき・みのる)さん(72)は、「笹ユリは高山だけでなく、山裾(やますそ)の家々でも、丹精込めて育てています。とても清楚で美しいですよ」と、古里来訪を呼び掛けている。

笹ユリが自生しているのは、高山の山腹(標高450メートル付近)の南斜面。地元の人たちが草刈りをした山道を歩いて行くと、あちこちで笹ユリが数本ずつ群生、ピンクや真っ白い花を咲かせている。

また、はるか南の紀の川(奈良県=吉野川)の向こうには国城山、大峯山、吉野山などの連山、手前には矢倉脇、城山台、紀見ケ丘など郷土のまちの一部、その間に昔、山城(長藪城)のあった深緑の弧山(こやま)が出張っている。

ハイカーらは、笹ユリを見かけると、思わず駆け寄って鼻を近づけたり、木の切り株に座って、山河を遠望したり。ゆったりと夏のひとときを過ごしている。

また、矢倉脇区=山本恵一(やまもと・けいいち)区長=では、高山だけでなく、各旧家の裏山などでも、笹ユリが自生。それを家人が長い歳月をかけて花を咲かせ、「笹ユリの里」づくりに取り組んでいる。

地元の「根古川(ねこがわ)ほたるの会」代表でもある森脇さんは、「笹ユリは、天候にもよりますが、6月20日過ぎまで見頃が続き、地元の根古川(ねこがわ)・冷谷川(ひえたにがわ)の源氏ボタルは、6月20~30日の間が見頃かと思います。ハイカーや観光客の皆さんには、昼は笹ユリ、夜はホタルを楽しんでほしい」と話していた。

写真(上、中)は高山森林公園の山斜面に楚々と咲いた笹ユリと森脇さん。写真(下)は高山の中腹から国城山、大峯山などを遠望した光景。


更新日:2014年6月15日 日曜日 00:31

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