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童心見える節分&雛飾り~名古曽保育園児の作品展
和歌山県橋本市立名古曽保育園(橋本市高野口町)の「卒園記念作品展」が、2月18日、同町名倉288の橋本市IT地域交流センター「裁ち寄り処(たちよりどころ)」で始まった。作品は〝節分〟や〝桃の節句〟をテーマにした壁飾りや水彩画などで、宮尾英子(みやお・ひでこ)園長は「子供たちの生き生きした心が、作品に溢れています。ぜひご覧ください」と言っている。23日(日)まで。入場無料。
出展されているのは、同保育園の3~5歳児が、2月上旬に制作した、主に紙工芸品など計70点。3歳児は紙の輪を2つ作り、そこに男雛(おびな)や女雛(めびな)の顔を描き、ハートや梅の花、ぼんぼりなどの飾りをぶら下げた「ひな飾り」の壁掛け。4歳児は金屏風をバックに男雛や女雛を並べた「ひな飾り」の置物、5歳児は額の中に雪ダルマや手袋などを毛糸でデザインした「毛糸のポートレート」や、節分風景を描いた水彩画など、ほのぼのした空気が流れている作品ばかり。
例えば、子供たちが描いた男雛・女雛の顔は、まん丸い目もあれば、ウインクしている目、にっこりと笑っている口、一文字に結ぶ口、口紅を差した口などさまざまで、子供たちの可愛い声が聴こえてきそう。また、水彩画は同保育園の保育士らが、〝節分の行事〟で鬼に変身し、子供たちが職員とは知らず〝本物の鬼〟と思って、「鬼は外」と豆を浴びせた際の、迫真の光景が描かれている。
ある女性は「どの作品にも、子供たちの感動や個性が溢れているし、名前もすべて今風の名前が付けられていて、いろんなことを感じさせてくれます」と、作品に見入っていた。
宮尾園長は「子供たちは、ほんとうに、いまだに、節分で登場した鬼が、当園の職員とは知らないのです。絵には、その時の衝撃の気持ちが表れているし、雛祭りの壁飾りには、〝桃の節句〟のほのぼのとした空気が表れています。ぜひ、子供たちの作品に接してあげてください」と言っている。
写真(上、下)は個性溢れる名古曽保育園の子供たちの作品。写真(中)は人々の心を引きつける名古曽保育園の子供たちの作品。