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仁坂知事が初登場~橋本賀詞交歓~商工経済浮揚へ
和歌山県橋本市の橋本商工会議所主催の平成26年「賀詞交歓会」が1月7日、同市市脇の橋本商工会館8階大ホールで、政界、経済界、行政、教育、社会福祉など各界から約160人が参加して盛大に開かれた。
先ず、畑野富雄(とみお)・同商工会議所会頭は、平野耕造(こうぞう)、堀畑佳久(よしひさ)、井上努(つとむ)各副会頭、岸田俊規(としき)・同商工会議所専務とともに登壇。
畑野会頭は橋本の商工・農林の発展を願うとともに、「懸案の国道371号(大阪府河内長野市から、紀見トンネルを経て、和歌山県串本町を結ぶルート)は、平成27年に新紀見トンネル工事が始まり、橋本市中心部では今年3月、ルートインホテル(152室)が完成オープンする。これを商工・観光の起爆剤にしたい」と誓った。
続いて、仁坂吉伸(にさか・よしのぶ)・和歌山県知事が今回来賓として初登場し、国の経済政策の変化や、来年の高野山開創1200年記念大法会、紀の国わかやま国体開催を前提に、「和歌山県、そして橋本市に、チャンスがやってくるので、それぞれの立場で努力が必要」と強調した。
木下善之(よしゆき)・橋本市長は「私はこれまで企業誘致に力を入れてきたが、その第1号とも言えるルートインホテルが今春完成し、これが地元の活性化につながる。任期の4月1日まで頑張り、あとは新市長に引き継ぎたい」と挨拶した。
この後、3人の衆参両議院議員が挨拶に立ち、自民党の石田真敏(まさとし)衆議院議員は「国道371号(紀見トンネル)の早期開通に働き、市内・恋野橋架け替えのメドもついた。国としては成長戦略に火がつくかが勝負」と市民の頑張りを期待した。
自民党の鶴保庸介(つるほ・ようすけ)参議院議員は「外国から我が国への入国者は、年間1000万人を超え、その消費額は1兆円以上にのぼる。消費税・免税措置を受け、土産物(お菓子、電気製品、農産物加工品など)が、売れるようになればいい」と力説。
日本維新の会の阪口直人(なおと)衆議院議員は「農業、医療、電力など、成長産業に対し、規制緩和を進めたい。自由な発想で改革を進め、環境を整備していきたい」と希望を述べた。
この後、石橋英和(ひでかず)・橋本市議会議長の発声で、立食形式の交歓会が行われ、国会議員秘書や地元選出の県議、近隣の町長、社会福祉協議会長ら、そうそうたる面々が出席。それぞれ名刺交換したり、ビールをついだりして、楽しい雰囲気でいっぱい。
途中、素人集団「橋本ちんどん笑会」のチンドン屋が、わざと滑稽な厚化粧をし、派手な番傘を差したり、きらびやかな扇を広げたりして、太鼓やアコーディオンの鳴り物入りで登場。賀詞交歓ムードを盛り上げた。
中締めの挨拶には井上・副会頭が立ち、交歓会は和やかなうちに閉会。畑野会頭は「今回は国会、県議会、市議会だけでなく、仁坂知事にもご出席いただきました。将来の橋本の商工・農林、文化発展に力強い限りです。お互いに力を合わせて頑張りたい」と語った。
写真(上)は年頭の挨拶をする畑野会頭と(向かって右から)平野、堀畑、井上各副会頭と岸田専務。写真(中)は乾杯する仁坂知事(右端)と畑野会頭(左端)ら政財界関係者。写真(下)は交歓会を盛り上げた橋本ちんどん笑会のチンドン屋。