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市民共同発電でクールな地球に…原亮弘さん強調

自然エネルギーの利用でクールな地球を!をキャッチフレーズに活動する「エコランドいとはしもと(伊都・橋本地球温暖化対策協議会)」主催の「市民発電シンポジウム」が、和歌山県橋本市の橋本市民会館大ホールで開かれた。
和歌山県地球温暖化防止活動推進員で、FMはしもとのパーソナリティーの久保俊枝(くぼ・としえ)さんが司会を務め、地元の子どもコーラスグループ「kidsコーラス色えんぴつ」の合唱でオープニング。全国に名高い環境先進地・飯田市(長野県)の建設に貢献した「おひさま進歩エネルギー株式会社」代表の原亮弘(はら・あきひろ)さんが、「市民共同発電で豊かな地域づくりを」と題して講演した。
「Kidsコーラス色えんぴつ」は、東日本大震災復興支援ソング「花は咲く」など6曲を、ピアノ伴奏で歌い上げて、聴衆の胸を打ち、自然と人々とのつながりの大切さを改めて感じさせた。
幕間を利用して、「エコランドいとはしもと」代表の佐藤俊(さとう・さとし)さんは「昔は薪(まき)や炭を使い、豊かな橋本ができた。現代は太陽光や水力、バイオマス利用に取り組んでいる」と説明。一緒に登壇した高校生と大学生は、久保さんの差し出したマイクに向かって、「できれば個人で自然エネルギーを利用したい」「車の省エネがとても大事だと思う」などと、エコ社会実現に向けて、短く意見を述べた。
「おひさま進歩エネルギー株式会社」は平成16年(2004)に創業。「市民出資事業」で、太陽光やバイオマスなど自然エネルギーを利用した発電・発熱業務、電力や熱、燃料を販売している。原さんは、その事業内容について、パソコンでスクリーンに写真や図面を投影しながら、「人間が今のままの生活を続けていると、地球温暖化により、100年後には生存していないだろうという、リオの国際会議の話を聞いて、大変衝撃をうけました」と、事業を立ち上げた動機を説明。
当初は「てんぷら油を再生燃料にと実証実験し、見事、自動車を走らせた」ことや、「保育園の屋根で太陽光発電すると、保育士だけでなく、園児まで注目し、協力してくれた」ことを紹介した。
「市民出資事業」についても、「私たちは当初168万円を集めるのに苦労した」と前置きし、「それでも、ある心臓病の子どもの、海外での移植手術にかかる1億円については、わずか半年間で集まっています」と例をあげ、「小さな命を守りたいという心が、明確に見えたとき、人々は寄付してくれます」と、事業運営のパワー源を示した。
原さんは、「創エネルギー」「省エネルギー」「畜エネルギー」を推進し、「これを地球温暖化防止」につなげたいと強調している。
佐藤さんは「きょうの原社長の講演を聴いてもらったことで、和歌山県全体に、自然エネルギーへの関心が高まり、取り組みが広まってくれたら」と期待していた。
写真(上)は「花は咲く」などを歌う「kidsコーラス色えんぴつ」。写真(中)は自然エネルギー利用の大切さを語る「おひさま進歩エネルギー」の原代表。写真(下)は久保さんの質問に短く意見を述べる高校・大学生=右端は佐藤代表。

更新日:2013年12月28日 土曜日 00:01

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