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「平和の鐘を鳴らそう」~15日、真土の極楽寺

戦争のない平和な世界を目指す和歌山県橋本市の橋本ユネスコ協会(辻本徹会長)主催の恒例行事「平和の鐘を鳴らそう」が、終戦記念日の8月15日(木)の正午~午後1時、同市隅田町真土の浄土真宗「極楽寺」で開かれる。同協会の後藤加寿恵・事務局長は「心を込めて鐘を撞き、世界平和を祈りましょう」と参加を呼びかけている。
この行事は、同協会が1990年から始め、毎年、終戦記念日に開催。市内の鐘楼のある神社仏閣をめぐり、参加者の「鐘撞き」と、戦争体験者による「講話」を続けてきた。
今回は、極楽寺境内の鐘楼わきに集合。有沢晃暁(ありさわ・こうきょう)住職が読経する中、参加者が次々と焼香。一人ひとり鐘楼に登り、精魂込めて撞木の紐を握り、鐘を撞く。
この後、元橋本ユネスコ協会長で元橋本市長の北村翼さんが〝陸の特攻隊員〟だった戦争体験談、橋本駅の米軍銃撃犠牲者追悼の会代表で橋本地区防衛協会長の阪口繁昭さんが〝橋本駅・空襲〟などについて「講話」することになっている。
極楽寺・本堂は、明和3年(1766)の建立。万葉人が往来した落合川〝飛び越え石〟近くの旧大和街道沿いにある。紀伊名所図会にも描かれた見事な寺で、山門をくぐると、正面に本堂、右に鐘楼があり、今、サルスベリの花が満開。有沢住職は「ご一緒に世界平和を祈りましょう」と言っている。
参加は無料。近くの京奈和自動車の高架下に駐車場がある。
写真(上)は極楽寺境内から見た鐘楼。写真(中)は極楽寺の梵鐘。写真(下)は鐘楼下から見た梵鐘。


更新日:2013年8月11日 日曜日 14:22

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