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緑の紙風船みたい!〜涼風、田中さんの庭〜

和歌山県橋本市山田の元南海電鉄社員・田中秀夫さん(65)方で、ムクロジ科のつる性多年草・フウセンカズラの風船が鈴なりになり、「かわいい」と近所の人たちが観賞に訪れている。
フウセンカズラは、田中さん宅の門柱から玄関まで、13メートル程ある庭の道の両脇に、約2・5メートルに成長したツル125株がびっしりと並び、紙風船のように膨らんだ果実と、小さな白い花をつけている。
田中さんは、日除けになればと、今年5月に種をまき、ツルがスムーズに昇れように、へら竿に使う細い竹を網形に組み合わせて育ててきた。
ところどころに模様の入った風鈴も吊るされ、時々吹き抜ける風に揺れて、涼しい音色が流れている。夜は、ぶら下げた提灯(ちょうちん)明かりの下で、友だちと酒を酌み交わすのが、何よりの楽しみであるそうな。
写真(上)はまるで緑の紙風船のようなフウセンカズラ。写真(中)はフウセンカズラを育てた田中さん。写真(下)は田中さん方で鈴なりのフウセンカズラ。
(写真・記事はフォトライター・北森久雄さん)。


更新日:2013年8月4日 日曜日 09:20

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