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金剛峯寺に切子灯籠〜お盆の先祖迎えの目印

世界遺産・高野山(和歌山県高野町)の高野山真言宗総本山・金剛峯寺や、山内の一部寺院本堂で、お盆の精霊を迎える高野山独特の〝切子灯籠(きりこどうろう)〟が掲げられ、雲上の風に吹かれている。
この灯籠は、木枠を組んで切子の形にし、その下に幅約25センチ、長さ約2・4メートルの和紙を懸垂。お盆に帰る祖先の霊の目印とされている。
金剛峯寺では、盂蘭盆会(うらぼんえ)前に高野山・奥の院へ精霊を迎えに行き、施餓鬼棚(せがきだな)に祀ったあと、灯籠堂の灯明を移して、迎え火とする。
標高約850メートルの雲上の聖地は、下界と違って5度程度は涼しい。本山境内は、すでに国内外からの参拝・観光客でにぎわい、祖先を思いながら、瞑目して合掌すると、その頭上で〝切子灯籠〟が、時折風に吹かれ、美しい形をつくっていた。
写真(上)は山門の向こうに見える金剛峯寺の〝切子灯籠〟。写真(中)は高野山独特の形を成し、風に吹かれる〝切子灯籠〟。写真(下)は〝切子灯籠〟の下を見上げる参拝者たち。


更新日:2013年8月1日 木曜日 15:09

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