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願意届け!裸足で火渡り〜堀越癪観音で護摩祈祷

役行者ゆかりの和歌山県かつらぎ町堀越東谷の「堀越癪(しゃく)観音」(向井聖順住職)で、5月3日、善男善女の願意を祈る〝柴燈護摩(さいとうごま)祈祷〟と、裸足で火渡りする〝火生三昧(かしょうざんまい)修行〟が行われた。
犬鳴山(大阪府)の修験者17人が、堀越癪観音の護摩堂わきに参集。竹を立て、縄で囲んだ結界の中から、修験者の読経の声、法螺貝(ほらがい)の音がとどろき、弓矢や剣で清めの儀式を執行。県内外からの参拝・観光客約50人が見守った。
この後、大護摩に点火。護摩はまたたく間に猛煙に包まれ、大きな火柱が立つと、修験者は善男善女の願文を唱えながら、護摩木を次々と投げ込む。
さらに〝火生三昧〟は、焼け焦げた護摩の丸太を並べ、まだ燃えている灰をまぶして〝火の道〟を敷設。善男善女はいさぎよく裸足になり、手を合わせ、目を瞑って、火渡り修行に挑んだ。  
この修行実践者には、同寺から「火渡り修行の證」を授与。そこには「佛の智恵の火によって心身共に浄められたあなたは 家内安全 息災延命等の自身の安楽の願いの成就はもとより あなたが本来そなえておられる強さ優しさが光を放ち 感謝の心をもって人々に接してゆける身となりました 偉大な力によって生かされている身を自覚して、今後益々自身の研さんと社会奉仕に努めて下さい」としたためられている。
堀越癪観音は、真言宗山階派の寺院で、役行者が母の腹痛を治そうと彫った秘仏・十一面観音像が本尊として祀られている。寺名の「癪」は胸や腹の痛みのことで、この「癪」を治してくれるという信仰がある。
向井住職は「柴燈護摩祈祷は、毎年1月17日の伝統行事ですが、ここは険しい山上にあり、冬季はかなりの雪道になるので、ご参拝の方々も大変です。そこで3年前から、薫風の5月に変更。皆さんに喜ばれています」と話した。
写真(上)は修験者が居並ぶ中、猛煙を上げる堀越癪観音の柴燈護摩祈祷の光景。写真(中)は修験者が弓矢で結界を清める儀式。写真(下)は火生三昧に挑む善男善女たち。

更新日:2013年5月3日 金曜日 21:41

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