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〝幸せのフクロウ〟寄贈~手足の障害克服・松岡さん

小児マヒで手足に障害の残る和歌山県橋本市高野口町の松岡カオルさん(70)は、夫の要三さん(81)の協力で制作した〝幸せのクロウの縫いぐるみ〟と、1年間5円玉を貼り続けた「カレンダー貯金」を、同町大野の社会福祉法人博寿会・特別養護老人ホーム「さくら苑」(山本慶子施設長)に〝プレゼントした。
フクロウは高さ約10センチの2匹と約4センチの21匹で布製。全身に美しい布模様かあり、目がまん丸くてかわいい。高さ約40センチの木に止まらせている。「カレンダー募金」は、昨年12月10日から毎日1枚ずつ貼り付け、その日その日の日記を付けている。
「ひかり苑」は80人が入所、25人がデイサービス利用者。松岡さん夫婦は12月19日、同老人ホームを訪れ、山本施設長に「ここの施設に務めておられる女性ケアマネージャーと、〝幸せのフクロウ作り〟が縁で知り合いになり、今回、このようにフクロウと5円玉貯金を贈らせていただくことになりました」と説明。
山本施設長は「とても素敵な作品なので、よく目立つ1階ホールに飾って、利用者や訪問客に見ていただきます。施設を利用されている皆さんは、きっと幸せになれると信じています」と謝辞を述べた。
カオルさんは昭和37年(1962)、橋本中学校を卒業後、手足の不自由さを克服。地元で32年間、縫製の仕事をし、平成15年(2003)からは、縫製技術を生かし、要三さんに手伝ってもらいながら〝幸せのフクロウ〟作り。毎年、福祉施設などに〝カレンダー貯金〟とともにプレゼントを続けている。
写真(上)は〝幸せのフクロウ〟と5円玉貯金をプレゼントした松岡さん夫婦=前列の2人=と山本施設長=左=ら。写真(中)は松岡さん手作りの〝幸せのフクロウ〟。写真(下)は松岡さん夫婦と「さくら苑」に寄贈した5円玉貯金。


更新日:2012年12月21日 金曜日 20:27

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