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橋本市文化賞に画家や華道家…文化の日に表彰

和歌山県橋本市の平成24年度・橋本市文化賞に御幸辻の画家・浦木優さん(69)と古佐田の華道家・川村玉英さん(80)、文化功労賞に高野口町の歌人・岡田新八郎さん(86)と古佐田の「橋本駅・ゆかいな図書館」世話人・阪口繁昭さん(84)、文化奨励賞に高野口町の「コーラスあじさい」(竹谷由子代表ら19人)に決まった。11月3日の文化の日に橋本市教育文化会館で表彰される。
浦木さんは、昭和53年に橋本市絵画同好会会長、平成11年には橋本市芸術家協会を設立し、会長として絵画、書、工芸などの作家相互の連携の輪を広げた。県展で知事賞、市展では市長賞、日仏現代美術展でアカデミー・デ・ボザール賞を受賞するなど活躍している。
川村さんは、昭和30年に嵯峨御流に入門。嵯峨御流では、平成5年に華道芸術学院教授、平成12年に紀和司所長、平成15年に同学院名誉教授、平成16年には華道総司所参与・紀和司所名誉司所長。地域では嵯峨御流いけばな同好会「昴」を結成し、普及に努めた。
岡田さんは、教職生活38年の後、高野口町教育委員会で高齢者学級、婦人学級、子ども会、文化財などを担当し、社会境域の分野でも活躍。文化協会設立にも尽力し、とくに短歌、俳句、川柳の普及に力を入れ、高野口短歌の会会長として、後進の指導に務めた。日本歌人クラブ・和歌山歌人クラブ会員。
阪口さんは、昭和18年から旧満州(中国東北部)に渡り、中ソ国境で転戦。帰国後は地域ボランティアに徹し、平成10年からJR橋本駅構内の「ゆかいな図書館」世話人として、乗降客の読書意欲を高めた。また「戦争文庫」を開催したり、橋本駅・空襲の犠牲者6人の「追悼の碑」建立に尽力。戦争の悲惨さ、平和の大切さを訴えた。
「コーラスあじさい」は、音楽を通じて社会参加、国際交流を進めようと結成。紀北合唱祭、和歌山県合唱祭、関西レディースコーラス、全日本おかあさんコーラス大会に出演、海外でのジャパンフェスティバルに参加するなど、国内外で活動。地域では社会福祉施設の慰問を続けている。
写真(上)は文化賞を受賞する(右から)浦木さん、川村さん。写真(中)は文化功労賞を受賞する(右から)岡田さん、阪口さん。写真(下)は文化奨励賞を受賞する「コーラスあじさい」


更新日:2012年10月30日 火曜日 16:09

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