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だんじり威勢よく11台登場…さあ、橋本の秋祭り

紀州の東玄関の〝だんじりのまち〟和歌山県橋本市では、先週の隅田八幡神社の〝担ぎ屋台(かつぎだんじり)〟に続いて、10月13(土)、14(日)両日には、中心市街地の周辺で 主に〝曳行地車(えいこうだんじり)〟による「秋祭り」が行われる。橋本だんじり協議会(嶋謙次会長)では「地車が多く集まるのは、JR・南海橋本駅前と橋本市民会館前。威勢のいい秋祭りを、堪能してください」と言っている。
これまで勇壮な〝やり回し〟などのパフォーマンスは、JR・南海橋本駅前で繰り広げられてきたが、一昨年は駅のバリアフリー化工事、昨年は台風12号の影響で、南海高野線・紀ノ川鉄橋レールがゆがみ、駅前に代替バスが出たため、地車の参集を断念。場所を橋本市民会館前に移していた。今年は宵宮、本宮とも、3年ぶりに駅前パフォーマンスが復活することになる。
今年参加する地車数は、市内11地区の11台。13日の「宵宮」は、午後1時~同6時の間、橋本市民会館前で、御幸辻、市脇、小原田、古佐田、原田、東家、胡麻生、橋谷、北馬場、橋本、妻の各地区の順に地車がバレード。
この後、午後6時半~同8時半の間、JR・南海橋本駅前に、11台のうち妻、東家、古佐田、原田、小原田、橋本、市脇の7台が登場する。
14日の本宮は、市脇の相賀大神社で市脇、東家の地車の宮入があり、正午ごろ〝お渡りの儀〟のあと御神輿(おみこし)を担ぐ。胡麻生の相賀八幡神社では、牛頭天王社に宮入する御幸辻と、相賀大神社に宮入する市脇、東家の3台を除いた8台が宮入。その後、午後5時~同8時半の間、JR・南海橋本駅前に東家、小原田、原田、橋本、妻、市脇、古佐田の順に登場、パフォーマンスが繰り広げられる。
だんじりのうち、全国でも珍しいのは、屋形舟の形をした橋本の〝舟楽車(ふなだんじり)〟で、胡弓(こきゅう)や三味線、太鼓を演奏しながら、ゆったりとパレードする。
また、東家の〝天保の地車〟は1840年(天保11)6月、だんじりの本場、大阪府岸和田市中町で新調。彫刻は〝浪速彫刻〟の名門・花岡源助らが施し、正面の「素戔鳴尊(すさのおのみこと)の大蛇退治」や、車板の「鷲(わし)と猿」など、迫力満点の最高傑作。
さらに市脇の〝堺型・地車〟は、幕末・明治初期の大阪・堺の彫り師・西岡弥三郎が制作。「源頼朝の富士の巻き狩り」など、地車全体が彫刻に覆われている。今は別の地車に引き継がれ、保存されているが、本宮には相賀大神社境内に展示披露される予定。
秋祭りを控え、東家の旧大和街道沿いの家々では、玄関に「御神燈」と書いた提灯(ちょうちん)を掲げ、静粛な祭り前夜の情緒が漂っている。
写真(上)は昨年の秋祭りで橋本市民会館近くで勇壮にやり回しされる地車。写真(中)は全国でも珍しい橋本の舟楽車。写真(中)は旧大和街道沿いの家々にともる「御神燈」。

更新日:2012年10月12日 金曜日 12:11

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