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紀伊見荘に「天然温泉」のお墨付き…肌触り良し

今春、和歌山県橋本市矢倉脇115にオープンした「いやしの宿~紀伊見荘」(板橋正浩社長)の大浴場の湯が、橋本保健所の水質検査で温泉法に基づく〝天然温泉〟であることがわかった。これで同宿泊施設は名実共に「天然温泉~紀伊見荘」となり、末廣和巳・総支配人は「よく温まる、肌触りのいい、温泉なので春夏秋冬、先ず温泉を楽しんでください」と言っている。
今の紀伊見荘は、株式会社・紀伊見荘が、すでに平成22年、累積赤字を理由に閉鎖していた国民宿舎・紀伊見荘を買収し、全館大改装して今年4月にオープン。鉄筋コンクリート4階建て、収容人数は24室・122人。大・小宴会室、会議室、カラオケ室、大浴場、障害者用トイレなどを整備した。
もともと国民宿舎の時代から、大浴場は評判のいい温泉だったが、3年ほど前、たった1つの泉質(炭酸水素イオン)不足から、温泉法上の温泉でなくなってしまった。それでも利用者は「事実上は温泉で、少し成分が足りないだけ。入ると湯がぬべぬべとやわらかく、真冬でもなかなか湯冷めしない」と、人気は衰えなかった。
そこで、同施設では7月、橋本保健所に水質検査を申請。検査の結果、ヨウ化物イオンが必要量の7・7倍も検出され、このほど同保健所から「温泉利用許可」のお墨付きを獲得した。同施設では大浴場を「天然温泉(加温循環ろ過式)」としてPRする。
末廣・総支配人は「やっぱり温泉法上でも、天然温泉だったことが証明され、お客様には、名実共に温泉を楽しんでいただけることが、うれしいです」と話した。
入浴料金は1人500円(ジュースやコーヒーなどのドリンクバー付き)。食事・宴会・宿泊などの問い合わせは「紀伊見荘」(0736・36・4000)へ。
写真(上)は「天然温泉」とお墨付きをもらった「天然温泉~紀伊見荘」の大浴場。写真(中)は大浴場の鏡やシャワー設備。写真(下)は名実共に天然温泉・宿泊施設になった紀伊見荘。


更新日:2012年8月29日 水曜日 05:43

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