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学問の神〝道真公〟ご開帳…橋本の学文路天満宮

〝学問の神様〟として名高い和歌山県橋本市南馬場821の学文路(かむろ)天満宮(菅野一三宮司)で、6月23日、その主祭神・菅原道真公(すがはらみちざねこう=天満大自在天神)の神像が、初めて「ご開帳」された。菅野宮司は「平成30年(2018)の正遷宮(しょうせんぐう)の成功を目指す〝ご開帳〟です。ぜひ、ご参拝ください」と言っている。7月1日(日)まで。拝観料は1000円。
この菅原道真公の神像は。高さ80センチ(うち台座25センチ)の大きさで、正装した木彫の座像には、金箔など彩色が施されている。道真公の神像の製作記録はないが、父・是善卿(これよしきょう)の彫像は、寛延3年(1748)製作との記録があり、共に本殿で〝ご開帳〟された。
この日、〝学問の神様〟を尊崇する人たちが、県内外から続々と訪れ、神社の拝殿前に作られた疫病が祓われるという〝茅の輪〟をくぐり、石段を登りつめて、本殿前から参拝。ご開帳された菅原道真公の神像に見入った。
和歌山市久保丁から、孫の小学校1年・知己(はるき)君(6歳)を連れて訪れた小倉徳久さん(69)節子さん(59)夫妻は、「道真公の神像は、損傷もなく綺麗です」と保存状態に感心。徳久さんは「知己に心身を鍛えてほしいので、心から道真公にお願いしました」と言い、節子さんも「きょうのご開帳、知己のいい思い出になってくれれば」と話した。
同天満宮は天治元年(1124)の創建。地元の南海高野線「学文路駅」では、毎年11~3月、学文路駅入場(すべり止め砂付きを販売。多くの高校・大学などの受験生らが購入し、道真公の絵馬を同神社境内に吊るして、合格を祈っている。ご開帳は午前10から午後3時まで。
写真(上)は学文路天満宮で、ご開帳された菅原道真公の神像。写真(中)は本殿の道真公の神像を参拝する小倉さん夫妻と孫の知己君。写真(下)は学文路天満宮の拝殿前に作られた〝茅の輪〟。


更新日:2012年6月23日 土曜日 23:44

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