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橋本市の山川に大梅雨…市、緊急情報に対応
台風5号は熱帯低気圧になって本州付近の梅雨前線を刺激し、和歌山県橋本地方には6月21日午前4時過ぎから大雨洪水強風雷注意報が出された。これを受けて橋本市は市内を流れる紀ノ川、玉川(紀伊丹生川)などの水量、山間地の状態などの情報を収集した結果、午後6時、洪水や山崩れの危険性はないと判断し、庁舎内に「警戒態勢」をとらないことにした。森川嘉久総務部長は「警戒態勢はとらないが、市内で緊急情報があれば、即時、警戒態勢に入り、対応する」としている。
この日、紀ノ川の南海高野線鉄橋周辺は、前日に比べ水量が増加していたが、普段の大雨と変わらない状態。橋本市犬戻の玉川でも、激流となっていたが、玉川漁業協同組合の上西進組合長は「この程度なら大丈夫」と話した。
国城山の山腹ら橋本市の市街地を見ると、伊都振興局も市役所も橋本警察署も梅雨に煙り、紀ノ川のうねりは、濁流になっていた。
写真(上)は増水した紀ノ川の南海高野線鉄橋周辺。写真(中)は激流となった玉川峡。写真(下)は国城山の山腹から見た橋本市の市街地=いずれも6月21日夕刻。
更新日:2012年6月21日 木曜日 19:04