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御衣黄そこに〝サクラ祭り〟~お年寄り春満喫

珍しい〝緑のサクラ〟が咲き始め、ソメイヨシノが満開の和歌山県橋本市隅田町中島の特別養護老人ホーム「ひかり苑・天佳苑」で、4月18日、両苑を利用者らが集まって「高齢者のサクラ祭り」が開かれた。
〝緑のサクラ〟は、八重ザクラの一種の里サクラで、その彩色が平安時代の貴族の衣装に似ていることから〝御衣黄(ぎょいこう)〟と呼ばれる。2000年春、同苑理事長の堀畑光久さん(75)照代さん(69)夫婦が、〝御衣黄〟の苗2本を植え、ソメイヨシノ並木とともに、職員らと丹精込めて育ててきた。
この日、〝緑のサクラ〟は数輪が咲き始め、ソメイヨシノは満開の状態で、周囲の山々からウグイスの声がとどく。両苑のデイサービスや入所しているお年寄りら約50人が車椅子で「天佳苑」前に集合し、お菓子や、たこ焼きを味わいながら、〝行く春〟〝来る春〟を満喫していた。
堀畑理事長は「この御衣黄は、天候次第ですが、今月いっぱいが見頃。健康長寿が何より、春を楽しんでくれて何より」と、桜の陰からお年よりを見守っていた。
写真(上)は咲きはじめた御衣黄。写真(中)は満開のソメイヨシノを愛でる車イスのお年寄り。写真(下)は車イスのお年寄りの近くで開花している御衣黄。


更新日:2012年4月18日 水曜日 22:32

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