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小鳥たち校庭へ来てね…紀見小にビオトープ完成
和歌山県橋本市柿の木坂の市立紀見小学校の6年生67人は、同校校庭にビオトープ(生物生息空間)「きみの森」を作り上げ、2月29日、児童や教育、支援関係者が集まって「きみの森」完成式が行われた。
「きみの森」は、広さ約70平方メートル。中央に池をつくり、ぐるりに沢山の石を並べ、木の柵で囲んで、周囲にユスラウメ、キンカン、オリーブ、ムベ、グミ、リョウブ、オオイタビ、ジャスミン、モクセイ、サツキ、サンショウの11種類46本の〝実のなる木〟を植えた。
これは、ローソンが全国のグループ店舗で繰り広げている〝緑の募金〟活動により、その募金支援を受けた〝自然環境づくり〟事業で、6年生児童らが和歌山大学・システム工学部の養父志乃夫教授の指導を受けながら、スコップで穴を掘り、石を積み、木々を植えて、約4ヶ月がかりで完成させた。
この日の完成式で、佐藤昌吾校長は「すぐ隣に〝杉村公園〟の広大な森があるので、校庭に森と池をつくると、野鳥が行き来して、自然が一つになります。6年生児童が卒業記念にと取り組み、後輩への素敵なプレゼントになったと思います」と挨拶。
続いて、ローソン御幸辻店オーナーの石田純司さんが「素晴らしいビオトープが出来ました。皆さん、元気に遊んでください」と、児童たちに語りかけると、6年生を代表して、長尾美奈さんが「ありがとうございます」と、謝辞を述べた。
この後、石田さんが〝きみの森〟にキンモクセイを記念植樹し、児童や関係者が池を囲んで円陣となり、校舎2階などから、角度を変えて記念撮影した。児童たちは「美味しい実が木々にいっぱいできるといいな」「杉村公園から小鳥が沢山来てほしい」などと、話し合っていた。
写真(上)は完成した「きみの森」で記念撮影する紀見小学校6年生の児童たち。写真(中)は記念植樹するローソン御幸辻店オーナー石田さん。写真(下)は完成した「きみの森」。