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パソコンで要約筆記体験…5日、難聴者ら交流会

パソコンを使って、難聴者・中途失聴者に、紙芝居や寸劇などの模様を、文字で同時伝達しているボランティアサークルがある。和歌山県橋本市ボランティアサークル連絡協議会に加盟する〝要約筆記サークルS.A.T〟(田中三津子会長)で、2月5日(日)には、橋本市教育文化会館3階第1研修室で、「難聴者・中途失聴者交流会」を開く。
同サークルは2009年(平成21)に結成。現在会員は19人で、毎月約1回(第3金曜日の午後7~9時)、同会館で〝要約筆記〟を中心にパソコン操作の練習を重ねている。
会員らは、同団体または個人として、依頼を受けた様々なイベント会場に出向き、難聴者・中途失聴者のために〝要約筆記〟活動を展開している。
最近では1月29日、同会館で開かれた第15回「ボランティア体験フェアー」で、発表会場の脇に8台のパソコンを並べ、スクリーンを立てて〝要約筆記席〟を設営。会員6人が、パソコンの前で待機した。
山本みや会長ら4人が挨拶し、〝手話サークルおやゆび こゆび〟による紙芝居「ヘレンケラー」&みんなで一緒に手話体験、〝サークル テープはしもと〟による朗読発表「聴耳頭巾(きくみみずきん)」、〝ハローグループ〟による寸劇「私たちはだまされない~悪徳商法にご用心」などが披露されると、会員らは、そのセリフ(やりとり)を、パソコンを使って、同時進行で文字化し、スクリーンに映し出した。
難聴者や中途失聴者は、舞台で繰り広げられる寸劇や、紙芝居のセリフなどの模様が、手に取るようにわかり、その作業に感謝していた。
「難聴者・中途失聴者交流会」は、橋本市民活動支援事業の一つで、今回、2回目の開催となる。当日は午後1時半~同4時▽難聴者の体験談(中途失聴・難聴者の方から人工内耳について聴く)▽筆談用ミニホワイトボード作り(話したいことを書き、相手に見せた後、すぐ消して、また書けるホワイトボード作り体験)▽磁気誘導ループ・要約筆記体験(補聴器に直接、音声が伝わる補聴システムや、文字による通訳体験)▽それ以外(文字でおしゃべり交流タイムや、耳マークグッズ展示など)がある。
田中会長は「橋本市内で登録されている聴覚に障害のある方は約350人。うち難聴者・中途失聴者は約300人、未登録の方は約1000人にのぼると推定されています。お互いに積極的に交流し、聴覚に関するあらゆる情報を交換し、助け合いたいと思います。気軽に参加してください」と言っている。
写真(上)(中)は「ボランティア体験フェア」で、セリフなどを文字化する〝要約筆記サークルS.A.T〟会員の皆さん。写真(下)は「難聴者・中途失聴者交流会」で制作する筆談用ホワイトボードの見本。

更新日:2012年1月30日 月曜日 21:42

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