ニュース & 話題

橋本を〝観光元年〟に…賀詞交歓会で畑野会頭

和歌山県橋本市の橋本商工会議所主催の「新春賀詞交歓会」が1月6日、同市市脇の橋本商工t会館8階大ホールで、政界、経済界、行政、教育、社会福祉など各界から約170人が参集して開かれた。
年頭の挨拶に立った畑野富雄・同商工会議所会頭は「平成27年には44年ぶりに和歌山国体が開かれ、高野山では〝開創1200年大法会〟が行われます。国レベルでは〝復興元年〟であり、橋本では〝観光元年〟に向けて、全力で取り組みます」と誓った。
木下善之市長は「今年も国道371号バイパスの早期完成を目指し、大阪府側の工事推進を働きかける。さらに企業誘致を進め雇用促進を図る。(今春〝やどり温泉いやしの湯〟が完成オープンする)橋本市宿(やどり)を経由して、高野山に参拝する観光施策を進めたい」と語った。
賀詞交歓会は、立食形式で行われ、国会議員や地元選出の県議、和歌山県副知事、かつらぎ、九度山の両町長、伊都振興局長、橋本署長、社会福祉協議会長ら、そうそうたる面々が出席。それぞれテーブルをめぐりながら、名刺を交換したり、「今年もよろしく」とビールをついだり。全員、不景気風を感じさせない、明るい表情を見せていた。
最後に平野耕造・同会議所副会頭が「先程、木下市長や畑野会頭が述べられたように、観光地として大都市から大勢の人々が訪れ、経済が浮揚するように、商工会議所としても、全力を尽くします」と挨拶して閉会した。
以下は畑野会頭の挨拶の全文
「新年賀詞交歓会にお集まりいただき、ありがとうございます。
今年は各界から160人を超える皆さまにお集まりいただきました。誠にありがとうございます。心からお礼申し上げます。
さて、今年は、わが国にとって、復興元年であります。また、辰年であります。辰年は〝動いて伸びる年〟と言われています。龍が、天に向って昇って行くような、復興に向って、前進する年なのであります。この勢いにのって、日本経済が力強く再生し、上昇してほしいと願っております。
また、地元和歌山では、3年後の平成27年には、44年ぶりに国体が開かれます。それに同じ年の春には、高野山で〝開創1200年大法会〟が行われることになっています。すでに大阪なんばには、カウントダウンボードが設けられておりまして、早くもムードづくりも始まっています。このように全国規模の催しが相次いで予定されています。
国レベルでは復興元年ですが、橋本では〝観光元年〟にしなければならないと考えております。それは、世界遺産の高野山麓の橋本市だからであります。京奈和自動車道が延伸して交通の便がよくなれば、国内外からお客様をお迎えできます。そのためには、受け入れ態勢を急がなければなりません。
そんな中で、ルートイン・ホテルの建設再開の声も伝わっております。ところで、私どもは、ここ数年、〝元気・信頼・賑わい〟ほキーワードに、地域ブランドとか、ご当地メニューの開発であるとか、地域ポータブルサイトの運営などを通じて、会員のビジネスチャンス、地域の賑わいを事業として手がけてまいりました。
その結果、昨年の秋には、ひね鶏を使った〝ひねキングカレー〟を発売しました。また、橋本ブランドのネットショップであります〝高野山麓〟をオープンさせました。橋本発のおいしいもの・おもしろいものを、全国販売する仕組みも構築いたしました。私ども会議所では、すべての役職員が〝ピンチはビジネスチャンスに変えられる〟と考えております。
このように前向きの考えで、企業の力と地位を高めて、地域経済を活性化する事に、今後とも全力をあげて取り組んでまいります。皆様にとって、今年も良い年でありますよう願っています。ありがとうございました」
写真(上)は賀詞交歓会で乾杯する出席者たち(中)は懇談する畑野会頭(左)と木下市長(右)写真(下)は出席者の交歓風景


更新日:2012年1月7日 土曜日 00:39

関連記事

ページの先頭に戻る

  • 標準
  • 大
  • RSS
  • サイトマップ

検索

過去の記事