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霊峰・高野山に初雪~金剛峯寺の屋根など輝く
世界遺産の霊峰・高野山(和歌山県高野町)で、12月9日、初雪が降り、高野山真言宗総本山・金剛峯寺や大伽藍、奥の院などが、うっすらと雪化粧した。参拝・観光客らは、ぶるぶる震えながらも、紅葉・黄葉におおわれた〝雪の寺院〟の美しさに見とれていた。
この日の高野山の最低気温は、マイナス0・7度(午前10時半ごろ)。高野町観光情報センターの話では、雪は同日未明から降りはじめ、道路などには積もらなかったが、午前8時過ぎには、寺院や商店の屋根などで、2~3センチの積雪となった。
このため、金剛峯寺の反りのある桧皮葺(ひわだぶき)屋根や、大伽藍にある真言密教のシンボル・朱塗りの根本大塔、厳かな造りの御影堂、仁王像を擁した大門などの屋根が、ことごとく銀色に輝いた。
高野山の紅葉・黄葉は、このところの時雨(しぐれ)にぬれて、錦を織り成していたが、そこへ初雪の薄化粧と重なり、参拝・観光客は思わぬ景色に大喜びで、カメラに収めていた。(写真は、高野町観光情報センター長・茶原敏輝さん撮影)
更新日:2011年12月9日 金曜日 13:49