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ホースセラピー〟子ども癒す…まっせ・はしもと
橋本の商工・農林業の素晴らしさをアピールする祭典「まっせ・はしもと」(同実行委員会主催)が11月13日(日)、和歌山県橋本市向副の紀の川グラウンドで開かれた。心配された天候も終日、雨天を免れ、橋本・伊都地方はもちろん、大阪府河内長野市や奈良県五條市からも、大勢の家族連れや若いカップルが訪れ、大賑わいだった。
とくに、初登場した〝ホースセラピー〟のコーナーは、この祭典の〝目玉〟となった。和歌山県馬術連盟(平原一樹理事長・グリンオアシス馬術クラブ代表)が、サラブレッド1頭、ポニー2頭を派遣。会場には円形にロープを張り、整理券を獲得した300人が、一人ひとり乗馬。右回り60メートルのコースを1周した。
この祭典で今回の〝ホースセラピー〟を企画・実施した同連盟理事の石橋英和・橋本市議らが、子どもや大人たちを馬上の鞍(くら)にまたがらせ、手綱をとって巧みに誘導。とくに子どもや若い女性たちが、目を輝かせて生き生きと〝馬上の人〟となっていた。
平原理事長は「ふだんは県内の社会福祉施設に出向き、〝ホースセラピー〟を行っています。馬の心拍数は、とてもゆっくりしていて、体温も少し高い目ですから、人が馬に乗ったり、馬に触れたりすると、たとえ心が傷ついていても、癒されるのですよ」と話した。
一方、近くには高さ8メートルまで上昇する〝子どもヘリコプター〟や、列車にまたがって走る〝ミニ電車〟さらに空気で膨らませたドームで遊びまわる〝ふわふわ〟などが、子どもたちの人気を呼び、どのコーナーも家族連れの長い列が続いた。
会場の入り口では「かかしコンクール」があり、子どもの部では、だんじりの屋根でハッピ姿の大工方が飛び跳ねている「だんじり大工方」(橋本保育園)や、母さんが交通安全の黄色い旗をかざし、子ども1人がススキ、もう1人が松ぼっくりを持っている「あきのおさんぽ」(岸上保育園)など13体がずらり。見る人をほほ笑ませた。
大人のコーナーでは、サンタクロース姿でタスキ掛けの「振り込め詐欺注意」(紀北川上農協橋本西部支店)や、へのへの…文字顔の「昔の〝かかし〟で出ています」(福岡美八子さん)など8体が並び、見物客が次々と投票用紙に書き込み、カメラに収めていた。
本部ステージでは、和太鼓演奏や紀の国やっちょん演舞などが、華やかに繰り広げられ、ひねキング&ひよこシスターズのダンスグリーティング、海賊戦隊ゴーカイジャーのキャラクターショー、もちまきなどもあった。