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〝戦争の本〟100冊また届く~禁帯出シールも

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匿名で送られてきた戦争関係の本
    匿名で送られてきた戦争関係の本
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匿名で送られてきた戦争関係の本
    匿名で郵送してきた戦争の本100冊に添えられた手紙
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戦争の本と一緒に送られてきた禁帯出シールなど
    戦争の本と一緒に送られてきた禁帯出シールなど

和歌山県橋本市のJR南海橋本駅にある「ゆかいな図書館」の世話人・阪口繁昭さん(83)方に、9月27日、戦争関係の図書100冊がダンボール箱に詰めて郵送されてきた。消印は前日の26日、消印は「池田」で、差出人は匿名。前回も同じ人物から戦争関係の図書66冊が届いている。今回も「戦争文庫で活用して」という手紙が添えられ、阪口さんは「貴重な本なので、1人でも多くの人たちに読んでもらいます」と、〝見えない人物〟にお礼を述べている。
今回、届いたのは「昭和天皇」(小堀桂一郎)、「君よわが妻よ~石田光治少尉の手紙」(石原典子)、「原爆の子」(上)(下)(長田新・編)、「何も語らなかった青春~学徒出陣50年、わだつみの若者たち」(多田実)「最後の特攻隊~二度目の遺書」(信太正道)などで、手紙は次のように綴っている。
「太平洋戦争に関する書籍を送らせていただきます。前回送った書籍がきっかけで、来年も〝戦争文庫〟を開催すると高野山麓・橋本新聞で知りましたので、大切に使っていただけるならと思い送らせていただきました。
私自身は戦争を知らない世代で、私の祖父のシベリア抑留、祖母の軍需工場での労働経験など、簡単に聞いたことがある程度で、今も多くは語ってくれません。今は戦争体験を聞く機会がなかなかない中、書籍からの情報は貴重だと思います。
ゆかいな図書館の「持ち帰り自由」は私も賛成です。ただ、戦争に関する書籍は無限にあるものではないと思います。今後も戦争文庫を通じて、戦争について多くの方に知ってもらいたいという思いがありますので、図書館を利用する方々の「かりたら かえす」といった基本のマナーを利用者側にも考えてもらえたらと思います。
戦争を知る方も知らない方も含め、様々な世代の方々に、戦争を振り返る機会が少しでももたらされることを切に願い、今後も微力ですが、協力させていただきたいと思います」。
さらに、次のような〝追伸文〟も、〝禁帯出〟シールとともに添えられていた。
「今後も戦争文庫を実施してほしいと思います。本ができるだけ返却されるよう、余計なことかとも思いましたが、禁帯出シール(図書館で読んで下さいという意味で)と返却メッセージを貼らせていただいています。先に送った66冊分についても…よろしくお願いします」。
阪口さんは、今年8月、太平洋戦争に関する本を集めた「戦争文庫」を企画・開催。終了後に本棚を整理したところ、200冊のうち107冊が返却されていないことがわかった。これを知った匿名の人物が、今月上旬、66冊を郵送してきた。感激した阪口さんは、次回の戦争文庫を戦後70年の4年後に開催する予定だったが、匿名の人物の心に打たれ、来年も開催することに変更していた。
「ゆかいな図書館」は、小説や詩など約1500冊を並べる。あくまでも読者の良識を信じ、図書の持ち帰り、返却を自由にしている。返却されない分については、全国から届けられる〝寄贈本〟で補充している。
阪口さんは「借りたものは返すというマナーは大切です。ただ、今回の戦争文庫でも、ある女性から〝父の戦場の話が詳しく書かれているので、どうしても返せない。どうかお譲りください〟と、電話をかけてきた事例があります」と説明。
「匿名のお方の意思は100パーセント尊重しますが、〝この本を仏壇に飾りたい〟とか〝この本は生涯大事に持ち続けたい〟と、返却されないことも考えられますで、その節は、ご容赦をお願いします」と言っている。


更新日:2011年9月27日 火曜日 23:54

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