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紀ノ川・鉄橋に激流生々しく~橋本、浸水免れる
台風15号が接近した9月21日午後、和歌山県橋本市は、警戒第1号体制(総務部長ら10人)をとり、災害防備や情報収集にあたった。この日、紀ノ川は増水したが、先の台風12号接近の際の水位よりもかなり低く、「浸水被害などの情報は入っていない」と言っている。
また、南海高野線・紀ノ川鉄橋は、先の台風12号接近の際、激流で川底がえぐられ、橋脚が上流側へ最大約60ミリずれて、レールが同約12ミリ曲がったため、橋本~紀伊清水間は運休。紀伊清水~極楽橋~高野山間で折り返し運転、橋本~紀伊清水間は、バスで代行運転している。
同電鉄は9月20日から〝仮復旧工事〟に着手する予定だったが、台風12号の接近により、水位が上昇。やむを得ず延期していた。
この日、同鉄橋の橋脚には、木片などの漂流物とともに、次々とぶつるのが確認され、激流の怖さを見せつけた。同電鉄では、「今後、水位が下がった段階で、なるだけ早く〝仮復旧工事〟を進め、安全確認が出来次第、橋本~紀伊清水間の運転を再開したい。〝仮復旧工事〟の工期は1週間程度の見込み」と言っている。
更新日:2011年9月21日 水曜日 14:50