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アカザの杖は祖母にあげる~母子ら杖作りに挑戦

    アカザの杖作りに挑戦する岡田かおりさん、柊子ちゃん母子
    アカザの杖作りに挑戦する岡田かおりさん、柊子ちゃん母子
    アカザの杖作りに挑戦する岡田かおりさん、柊子ちゃん母子
    アカザとその杖が置かれたテーブルの向こうで杖作りに挑む参加者ら
    皮むき作業を終えたアカザの杖を持つ岡田かおりさん柊子ちゃん母子
    皮むき作業を終えたアカザの杖を持つ岡田かおりさん柊子ちゃん母子

諸国漫遊の旅の水戸黄門や、俳聖とうたわれた松尾芭蕉、子供たちに慕われた良寛和尚らが使ったとされる「アカザ(藜)の杖(つえ)」を作る講習会が9月18日、和歌山県橋本市三石台の紀見北地区公民館2階研修室で開かれた。
地元の主婦・岡田かおりさん(48)と、二女で三石小学校5年生・柊(とう)子ちゃん(10)母子ら10数人が参加。郷土の植物研究家で講師役の山本良和さん(橋本市中央公民館長)が、自分の畑で育てて、1・2メートルに切りそろえたアカザの茎と、道具に使う竹べらをそれぞれ15本用意。アカザの特徴と作り方を教えた。
先ず、参加者らは抽選により、1番から順番にアカザをもらい、椅子や座布団に着席。竹べらでアカザをこすって皮をむき、フシなどの凹凸部分は、竹べらの先端を使って、青みを削り取った。さらに、水を張ったタライの中で、ごしごしとタワシで洗い、約1時間で作業を終えた。各自、自宅に持ち帰り、約1か月間陰干して、繊維を引き締めたうえ、柿渋などを塗って出来上がる。
山本さんは、参加者らに「アカザは昔、すり潰して食べていたし、若葉は、おひたしにするとおいしいです。噛み締めると、歯痛が少しおさまりますよ」と切り出し、「アカザは一年草で、6月頃に植えると、8月には約3メートルの高さに成長。杖に出来るのは3分の1程度です」と説明した。
岡田かおりさんは「娘と2人で杖を作るのは楽しいし、草の匂いがするのがいいですね。ハイキングが好きなので、この杖は、山歩きするときに使います」と話した。柊子ちゃんは「簡単にみえますが、作業はしんどいです。この杖は、奈良に住んでいる、おばあちゃんにあげます」と、明るく笑った。
山本さんは「アカザの杖を郷土のお年寄りに使ってもらおうと、2005年から毎年、杖作り講習会を開き、今回で7回目になります。さすがにアカザの杖は、黄門さまや良寛さんが使ったといわれるだけあって、軽くて丈夫で、皆さんに喜ばれています」と話した。

更新日:2011年9月18日 日曜日 21:39

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