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山門に〝中秋の名月〟こうこうと~妙楽寺で法話

    妙楽寺・山門から見た中秋の名月
    妙楽寺・山門から見た中秋の名月
    妙楽寺・山門から見た中秋の名月
    ほの暗い灯明の中で読経する岩西住職(妙楽寺で)
    菊酒をいただく女性(向こう)と団子を配る岩西住職(手前)
    菊酒をいただく女性(向こう)と団子を配る岩西住職(手前)

和歌山県橋本市東家の妙楽寺(岩西彰真住職)で、9月12日夜、地元の善男善女約20人が集まり、〝中秋の名月〟と〝重陽の節句〟を兼ねた勤行・法話が厳かに営まれた。
祭壇に祭られた日光、月光菩薩、弘法大師、不動明王像の前には、紅白の萩(はぎ)や薄(すすき)、サツマイモと団子、菊酒の金杯が供えられ、岩西住職が般若心経などを読経。善男善女は、月と菊に感謝した。
同寺では、昨年7月から2か月に1回、仏心を求める善男善女を対象に、「法話」を行い今回は、9月12日の〝中秋の名月〟に、9月9日の〝重陽の節句〟を重ねた。岩西住職は壇上に座り、ほの暗い灯明の中で、いんいんと読経。善男善女もこれに唱和した。
高野山真言宗総本山・金剛峯寺の、松長有慶(ゆうけい)座主・管長の随行を勤めている岩西住職が、法話の中で、松長座主・管長が強調する日頃の話を紹介。「日本には西洋文明を取り入れた明治維新、アメリカ民主主義を受け入れた第2次世界大戦、1990年以降のIT技術産業や米同時テロ、東日本大震災、紀州大水害などの、3大危機があると指摘している」と話した。
また、弘法大師がつくった「山鳥時に来たって歌って 一たび奏す 山猿軽く跳んで 技倫(わざともがら)に絶れたり 春の華 秋の菊 笑みて我に向かう 暁の月 朝の風 情塵を洗う」という詩を披露。「弘法大師は、俗界を離れて高野山にこもり、自然と共にあることを大切に感じていた」と話した。
この後、金杯の菊酒を、みんなで回しのみし、一人ひとり団子を頬張って、秋の夜長を楽しんだ。はじめは雲に隠れていた月も、法話が終わる頃には、雲はどこかへ吹っ切れて、空には一点の曇りもない満月。同寺本堂や山門の向こうに、こうこうと輝いていた。
次回の法話は、11月23日(勤労感謝の日)午後7時から同寺で行う予定。


更新日:2011年9月12日 月曜日 23:58

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