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〝全開架式〟図書館です~橋本で改修オープン
和歌山県橋本市東家の橋本市図書館(秋宗正男館長)が、すべての図書の背表紙が見える〝開架式閲覧〟の図書館として生まれ変わり、7月20日、改修オープンした。木下善之市長や市議会文教厚生委員会の土井裕美子委員長ら5人がテープカットして祝い、秋宗館長は「閲覧しやすくなったので、おおいに利用してください」と話した。
同図書館は、橋本橋たもとの旧役場(公民館)内にあったが、1976年、今の橋本市教育文化会館5階に移転オープンした。昨年5月からの同会館の耐震化工事に伴い、東隣の市民会館内に仮移設していた。
改修後の図書館は、以前あった事務所や書庫などを4階に移設したため、1100平方メートルと約400平方メートル広くなり、内部も明るく改装した。図書12万冊はすべて「開架式閲覧」の形にし、三方のパノラマ状の窓を開放。国城山や愛宕山、旧市街地の風景が見えるようにした。
「夏休みコーナー」では「夏の星と星座」「田んぼで遊ぼう」「リサイクル品をいかそう」「ふしぎ工作」「コドモの常識ものしり事典」など、楽しそうな本が並び、初日に訪れたお母さんが、さっそく本を開き、子どもたちに読み聞かせていた。
また、館内には「橋本市史」編纂(へんさん)に使われた、市内の旧家の古文書のコピーも整理、展示されている。秋宗館長は「これらの資料は、持ち出し厳禁ですが、郷土史の研究者には、貴重なものばかりです」と話した。
入館は無料。開館時間は午前9時~午後6時。月曜日と年末年始は休館。
更新日:2011年7月20日 水曜日 11:12