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北朝鮮よ、子どもたちを返せ。横田さん夫妻ら講演

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西岡教授(左)と横田さん夫妻
    西岡教授(左)と横田さん夫妻
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西岡教授(左)と横田さん夫妻
    講演する横田滋さん
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講演する横田早紀江さん
    講演する横田早紀江さん

北朝鮮に拉致された横田めぐみさんの父・横田滋さんと母・早紀江さん夫妻らを招いての講演会、「北朝鮮による拉致問題を考える会」が、3月13日午後1時半から、和歌山県橋本市東家の橋本市民会館大ホールで開かれた。橋本紀ノ川ロータリークラブ(横田英麿会長)が主催、「救う会」(北朝鮮に拉致された日本人を救出する全国協議会)や橋本市、市教委が後援した。前々日には東北関東大震災があり、未曾有の大被害に見舞われている時だけに、橋本市内も暗澹(あんたん)たる空気に包まれたが、640席の会場には、市民約900人が詰めかけ、拉致問題に対する市民の関心の深さを示した。

まず、横田会長が「大地震の被災者に、お見舞いと、犠牲者に、お悔やみを申し上げます」と一礼した後、「日本は尖閣諸島や北方四島問題など、課題は沢山あるが、私たちは、世界に類例のない北朝鮮の拉致問題を考えることにした。皆さんも家族や友人らと十分に話し合っていただきたい」と挨拶した。木下善之・橋本市長も哀悼の意をささげた後、「あの大地震の被災地には、当市としても昨日、消防車1台と消防士5人の救助チームと、医師ら5人の医療チームを派遣しました。両チームともに、いつ帰れるかわからないが、ぜひ、被災者救援の手助けになってほしい」と前置き。その上で、「北朝鮮による拉致事件は人権侵害であり、横田さんご夫婦は、全国を駆け巡って、この問題に取り組んでおられる。やはり政府のしっかりした国際的な対応が大切であり、皆さんも自身のこととしてご支援をお願いしたい」と強調した。

横田滋さんは「こんなに大勢の方々に来ていたただき、拉致問題への関心の深さを、身をもって感じます。ありがとうございます」と礼を述べた後、めぐみさんが1977年11月、新潟県寄居町付近で北朝鮮に拉致され、公開捜査に踏み切ったことや、初めは「神隠し」とか「UFOの仕業」などと言われたこと、さらに97年1月、国会議員の秘書から「めぐみさんはピョンヤンにいるようだ」と聞かされたことなどを紹介。とくに北朝鮮の拉致事件は77年、78年に集中し、その頃、国会の予算委員会で拉致問題が取り上げられ、大々的に全国に知れわたったことなどについて語った。また、横田早紀江さんは、めぐみさん救出について、これまで10人の大臣に頼んできたし、街頭では署名活動もし、外国人記者の取材にも積極的に応じてきたと説明。「一人ひとり、自分の子どもを持つお父さん、お母さん、あの子たちは『まだ助けてくれないの?』と思っているに違いありません」と声に力をこめた。

「救う会」会長の西岡力・東京基督教大教授は、77年、78年頃、北朝鮮の工作船が日本列島に頻繁に訪れ、無線電波が盛んに飛び交い、日本人が次々と失踪していた事実を知りながら、ほとんど国家として対応もしていなかったことや、アメリカのブッシュ当時大統領が、テロリストに核兵器が渡らないように、北朝鮮を「悪の枢軸」と断言し、日本も経済制裁をかけると、北朝鮮が日本に擦り寄ってきた事例などをあげ、「世論を背景に政府が全員救出の体制をつくること」「北朝鮮が日本に接近せざるを得ないようにする」「北朝鮮の国内が安定している間に救出する」ことの必要性を説いた。最後に「米軍は北朝鮮内部が大混乱に陥った場合、彼らの核兵器を、どう確保するかを考えている。そんなとき、日本も自衛隊が拡声器を使って、日本語で「めぐみさんですか」と近寄り、助けられるようにしてほしい。また、北朝鮮の拉致事件に対し、日本国民は怒っている、全員返さない限り、国交正常化などありえない、そういうことを全世界に示せばいい」と語り、市民の大きな拍手を浴びた。


更新日:2011年3月14日 月曜日 02:51

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