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巨大ニュータウンに消防署~市民「これで安心」
市北部の人命・財産を守ろうと、和歌山県橋本市は、同市小峰台に橋本北消防署を建設。7月15日に完成し、10月1日に開署する。とくに救急関係は、小峰台にある橋本市民病院との連携がスムーズになり、ニュータウン住民らは「これで安心」と喜んでいる。
橋本北消防署の敷地は約3200平方メートル。消防棟は鉄骨2階建て延べ約700平方メートル。隣にヤグラ型の訓練棟(約100平方メートル)と、副訓練棟(約50平方メートル)がある。昨年夏、総工費約1億4700万円をかけ、着工していた。
市は消防士6人を公募・採用し、4月から県消防学校で学科・実技訓練。開署時には、その新採用者と、市街地の市役所前にある橋本消防本部から、署長ら16人が勤務に就き、消防車2台と救急車1台を配備する。
市北部は、約35年前から丘陵地が次々と造成され、南海高野線・林間田園都市駅や、幼稚園、小中学校、高校を新設。城山台、三石台、小峰台、柿の木坂、彩の台などの住宅開発が、どんどん進められてきた。
約6年半前には、小峰台に橋本・伊都地方の拠点病院・橋本市民病院を建設。市役所近くの国保橋本市民病院から移転した。また、市北部の「紀北エコヒルズ」には、企業誘致が積極的に進められている。
橋本北消防署は、隅田町の一部を含む市北部地域(約2万5000人)を管轄区域とし、火災予防や消火活動、人命救助に当たることになる。これまで、住民からは「安心安全のまちづくり」「企業誘致に消防体制は不可欠」として、消防署の新設を求めていただけに、「これで大丈夫」と喜んでいる。
更新日:2011年7月8日 金曜日 07:40