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「南極の氷ありがとう」恋野小児童らお礼文集
今年5月、海上自衛隊の南極地域観測・砕氷艦「しらせ」が持ち帰った〝南極の氷〟をプレゼントされた和歌山県橋本市恋野、市立恋野小学校(宮井利明校長)の全校児童79人は、6月20日、みんなで感謝の作文を書いた「お礼文集」を、自衛隊和歌山地方本部橋本地域事務所を通じて、「しらせ」の中藤琢雄艦長(1等海佐)に送った。
恋野小学校の児童らは5月10日、市立恋野幼稚園の園児13人とともに、「しらせ」が持ち帰った約1キロの南極の氷に触れたり、耳を近づけたり。今回、「3万年も前にふりつもった雪が凍ってできた氷と聞いてびっくりしました」とか「さわるとふつうの水より冷たく感じるし、プチプチと空気のはじける音がしました」などと、驚きの感想文を書き、それぞれ「ほんとうにありがとうございました」とお礼の言葉で結んでいる。
「お礼文集」は、きちんと装丁され、宮井校長は「子どもたちにとって、未来につながる大変良い体験をさせていただきました」という礼状とともに、その時の模様を載せた学年、学校便りを同封した。
「お礼文集」を代理で受け取った自衛隊和歌山地方本部橋本地域事務所の広報官・赤坂圭吾3曹は「南極の氷プレゼントで、このような文集をいただくのは初めてで、うれしいです。子どもたちには、ぜひいい体験をして、すべて平和につながってくれれば、いいと思います」と話した。
更新日:2011年6月20日 月曜日 19:31