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生ごみ堆肥で菜の花が満開~橋本市民病院前
「生ごみ堆肥で花さかそ」運動を展開している、和歌山県橋本市小峰台の橋本市民病院前の畑で4月20日、菜の花が咲きそろい、絶好の見頃を迎えている。橋本市の話では、生ごみ堆肥で栽培している菜の花畑は、市民病院前、同市山内、真土、西畑の各地区の計4ヵ所で、広さは約1万2000平方メートルにのぼる。このリサイクル運動は2007年、木下善之市長の発案で始められ、多くの市民が、地域ごとに、生ごみをコンポストで堆肥化。この堆肥を使って、様々な花を咲かせ、施設で焼却するごみ量を、極力減らしている。
今年は寒い日々が続いたので、開花が10日ほど遅いうえ、山内、真土地区の農家の畑では、すでに田植え準備を開始。西畑地区はイノシシに荒らされて、菜の花が育っていない。それでも、残された市民病院前の畑約4600平方メートルについては、一面、黄色いジュウタンを敷きつめたように鮮やかで、背景の高野山系の山々の緑と美しく溶け合い、病院の患者や、見舞い客らが、窓から眺めて心を癒している。
更新日:2011年4月21日 木曜日 01:14