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ふる里ひしひし版画展♡橋本・巽好彦さん名作ずらり

和歌山県橋本市妻の日本板画院委員・巽好彦(たつみ・よしひこ)さん(85)の作品を紹介する「巽好彦・風景版画の世界」展が4月3日、同市保健福祉センター2階で開幕した。
巽さんは第69回板院展で「下澤木鉢郎(しもざわ・きはちろう)賞」を受賞した超1級の板画家で、鑑賞者は、橋本の歴史・文化・風景の素晴らしさを感じている。
巽さんは50歳で日本板画院に入会。40回展で新人賞を受賞、43回展で同人、63回展で委員に就任。郷土・橋本でも平成22年(2010)文化賞を受賞している。
今回の展覧会は同市市民活動サポートセンターが主催。開催は前期(4月3~9日)と後期(同10〜17日)に分け、前期は10点、後期は5点を入れ替える予定。観覧無料。
展示作品は、例えばタイトル「川風の吹く街」を見ると、JR・南海橋本駅前の紀の川と町並みの風景。「橋本橋から川上の南海電鉄の鉄橋までの風景は、橋本に住んだ人間にとって、忘れがたきもの。前畑秀子さん、古川勝さんという、オリンピック金メダリストを生んだ川。子供心にこの急流に挑み、真夏の一日を水に戯れた思い出は、忘れがたい」などと説明している。
また「東家の渡し場跡」は、10数年前の紀の川の灯籠風景。「ここに渡し舟があったので、多くの人たちが行き交った。今も大きな常夜燈が残り、三軒茶屋の燈篭とともに、往時の紀の川渡しの賑わいぶりが偲(しの)ばれる」などと記している。
このほか「高野山大門」「高野街道河根の宿」「隅田八幡だんじり」「のれん」「ふるさと有情(清水)」「東家の妙楽寺」「紀州橋本松ヶ枝橋」が飾られている。
同市賢堂の「ふる里を知ろう会」の山本一清(やまもと・かずきよ)会長(88)は「とても素敵な作品ばかり。橋本の良さが伝わります」と讃え、巽さんは「棟方志功先生にあこがれ、多くの先輩方に教わりながら、板画づくりに邁進してきました。どうぞ、お気軽にご覧ください」と言っている。
注=普通は版画を「版画」と書きますが、日本板画院は「板画」となっています。
写真(上)は開幕した「巽好彦・風景版画の世界」展。写真(中)は板画「川風の吹く街」。写真(下)は板画「東家の渡し場跡」。

更新日:2021年4月4日 日曜日 00:03

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