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高野山・大門が清々しく♪垣根剪定し紫陽花も満開
草木生い茂る季節、和歌山県高野町の高野山金剛峯寺「大門」の柊(ひいらぎ)の垣根が剪定され、周辺には紫陽花が満開で、清々しい初夏の光景を呈している。
ここは高野山の西表玄関。大門は永治元年(1141)に建立後、2度の焼失を経て宝永2年(1705)に今の大門が落慶。門内から睨む阿吽(あうん)の仁王像=阿形は仏師・康意(こうい)、吽形は仏師・運長(うんちょう)の作=は、東大寺南大門の仁王像に次ぐわが国2番目の大きさ。
柊の垣根(高さ約1メートル余)は、大門前の石段の左右と、南側の石垣付近に植栽。樹勢よく生い茂っていたが、金剛峯寺から委託された業者が、梅雨の長雨の中、きれいに剪定した。
ちょうど大門の東側では、青い手毬(てまり)や額(がく)の紫陽花が、下界より約2週間遅れで満開となり、剪定された柊の垣根と相まって、さっぱりとした雰囲気。造園業者は「今は剪定時期で、金剛峯寺の庭園や、霊宝館周辺なども、綺麗にします」と話していた。
写真(上)は美しく剪定される高野山・大門の柊の垣根。写真(中)は大門付近で満開の紫陽花。写真(下)は剪定でさっぱりした柊の垣根。
更新日:2015年7月12日 日曜日 00:02