ニュース & 話題

揚羽蝶、涼風に舞う♡橋本・今も苦瓜の花蜜求めて

「暑さ寒さも彼岸まで」の諺(ことわざ)通り、和歌山県橋本地方は9月26日、すっかり涼しくなったが、俳句・夏の季語でもある揚羽蝶(あげはちょう)は、いまだに苦瓜(にがうり)の花のまわりを飛び回っていて、微妙な季節の移ろいを感じさせている。
この日の橋本市の天気は曇り、気温は20~25度。橋本市東家の愛宕山(あたごさん)近くの畑の隅では、竹で小組された棚を、苦瓜の蔓(つる)と緑葉が覆っていて、今なお沢山の小さな黄色い花を咲かせている。
そこへ時折、群がるのは、揚羽蝶や紋白蝶、塩辛蜻蛉(しおからとんぼ)で、次から次へと花蜜をあさり、涼風に煽(あお)られては、また花へ戻る。
今年も秋彼岸(19~25日)には、多くの人々が墓所へ供花参拝して、その途中で「揚羽蝶と苦瓜の花」に見入ったり、スマホ撮影を楽しんだり。
橋本フォトクラブ会員で愛蝶家の石井侃(いしい・あきら)さん(76)は、「とても可愛いでしょう。私は蝶と出会うと、あらゆる角度から、撮影を楽しんでいます」と話していた。
写真(上)は苦瓜の花蜜を吸う揚羽蝶。写真(中)は時折、涼風に煽られる揚羽蝶。写真(下)は再び葉陰に止まる揚羽蝶。


更新日:2020年9月27日 日曜日 00:01

関連記事

ページの先頭に戻る

  • 標準
  • 大
  • RSS
  • サイトマップ

検索

過去の記事