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彼岸花やっと色づく♪橋本・伊都~温暖化も教示!?

秋彼岸を迎えた9月20日、和歌山県橋本・伊都地方の神社・仏閣周辺や稲田の畦道などで、やっと彼岸花が色づき始めた。これは例年より約1週間遅れだが、神仏を尊崇する人々は「今年も彼岸花を愛でながら、先祖供養ができてうれしい」と胸をなでおろしている。
この日の橋本市は、午前中が曇り、午後は小雨模様で、最低気温(午前6時)14度、最高気温(正午)24度と、とても肌寒かった。
国宝・人物画象鏡で名高い、同市隅田町の隅田八幡神社・参道わきでは、ところどころで薄緑色の彼岸花の茎が群生し、その先端で三日月のような細長い花が、真っ赤に色づく。稲の刈田では、あちこちに籾殻(もみがら)の小山があり、彼岸花の初々しさを感じさせていた。
JR・南海橋本駅周辺の酒場では、ある男性が「これまで彼岸花といえば、寒暖などものともせず、お彼岸には花が咲き、まさに〝花時計〟と思ってきた」と言えば、隣の男性は「とくに今夏は暑過ぎた。咲き遅れの彼岸花が、地球温暖化の危険性を教えてくれている」と応え、周囲も相槌(あいづち)を打っていた。
秋彼岸は9月20日(金)が彼岸の入り、同23日(月・祝)が彼岸の中日、同26日(木)が彼岸明け。
同神社の秋祭りは10月12日(土)が宵宮、同13日(日)が本宮。本宮では名高い渡御(とぎょ)行列があり、威勢のいい担ぎ屋台(だんじり)が登場する。
写真(上)は隅田八幡神社前の刈田の畦道で色づき始めた彼岸花。写真(中)は地中から生まれ出たばかりの彼岸花の若い茎。写真(下)は同神社参道わきの彼岸花の群生。


更新日:2019年9月21日 土曜日 00:00

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